研究課題/領域番号 |
19592105
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
依田 浩子 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (60293213)
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研究分担者 |
丸山 智 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (30397161)
程 〓 (程 くん) 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (40207460)
朔 敬 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40145264)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ヘパラン硫酸プロテオグリカン / パールカン / トランスジェニックマウス / 口腔粘膜 / 皮膚付属器 / 上皮過剰発現 / ケラチン5プロモータ / 細胞外基質 |
研究概要 |
上皮組織構築とくに口腔粘膜、皮膚付属器における基底膜型へパラン硫酸プロテオグリカン・パールカンの役割を解明する目的で、パールカン上皮細胞過剰発現系トランスジェニック(Tg)マウスにおけるin vivoでの上皮組織の病的変化について、口腔粘膜および毛包をはじめとする皮膚付属器に着目して組織学的に検索した。その結果、毛包発育過程に乱れが生じ、上皮細胞の分化および毛包発育に関与する増殖因子ならびに転写因子に発現レベルの変化がみられた。したがって、パールカンの持続的発現により上皮細胞分化および皮膚付属器、とくに毛包発育にかかわるシグナル伝達経路が障害され、分化の乱れを生じる可能性が示唆された。 さらに、パールカンTgマウスにおける口腔粘膜・皮膚創傷治癒実験では、表皮再生が促進されており、パールカンがケラチノサイトの増殖および分化を制御している可能性がしめされた。したがって、上皮細胞の産生するパールカンが上皮組織構築に重要な役割を果たしていることが明らかとなった。
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