研究課題/領域番号 |
19592164
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
大浦 清 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (20131378)
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研究分担者 |
篠原 光子 大阪歯科大学, 歯学部, 准教授 (40067187)
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連携研究者 |
森 亮一 大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (30509310)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 歯科薬理学 / アデノシン受容体 / マクロファージ / 炎症 / LPS / ライブイメージング / 遺伝子発現 / RT-PCR / Dilazep / 一酸化窒素 / TNFα / アデノシン |
研究概要 |
アデノシン受容体ファミリーを介したシグナル伝達機構は、炎症の惹起と収束のバランスの維持に関与していると考えられているが、詳細な時空間的発現動態は未だ不明である。そこで本研究では、(1)in vivo 及び in vitro における、アデノシン受容体ファミリーの詳細な発現動態及び発現細胞の同定、(2)アデノシン受容体の時空間的制御機構の解明を試みた。その結果、マウス皮膚創傷治癒モデル(in vivo 解析)では、炎症期において、アデノシン受容体 A1、A2A、A2B、A3 の発現が認められた。次に、マクロファージによるアデノシン受容体の発現変動を調べるため、マウス腹腔内よりマクロファージを採取し、培養条件下において LPS 刺激を行い、各種アデノシン受容体の発現変動を RT-PCR 法を用いて調べた(in vitro 解析)。その結果、アデノシン受容体 A2A の遺伝子発現は6時間後に高発現が認められ、その後24時間後には減弱した。また、アデノシン受容体 A2B の遺伝子発現に関しては、1時間後から高発現が認められた。高発現は12時間持続した後、24時間後には減弱した。一方、アデノシン受容体 A1 及び A3 の発現は認められなかった。以上の結果より、炎症期におけるマクロファージは、アデノシン受容体 A2A 及び A2B を介して、炎症の惹起と収束のバランスを維持していると示唆された。さらに、マクロファージにおけるアデノシン受容体 A2A の時空間的発現動態を調べるため、アデノシン受容体 A2A に GFP(緑色蛍光物質)を結合させたプラスミドを構築し、ライブイメージング解析を試みた。本研究成果により、炎症期においては、アデノシン A2A 及び A2B 受容体が中心となって役割を担っていることが示唆された。
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