研究課題/領域番号 |
19592206
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
後藤 康治 九州大学, 大学院・歯学研究院, 准助教 (00170473)
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研究分担者 |
赤峰 昭文 九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (00117053)
前田 英史 九州大学, 大学病院, 講師 (10284514)
畦森 雅子 九州大学, 歯学研究院, 助教 (90136490)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 歯内療法学 / ヒト歯根膜細胞 / 歯根膜幹細胞 / カルシウム / BMP2 / βTCP / 塩化カルシウム / オステオポンチン / オステオカルシン |
研究概要 |
私達は、ヒト歯根膜組織に由来し、骨芽細胞ならびに脂肪細胞への分化能を有したクローン化した細胞株1-11細胞株の樹立に成功した。この細胞株を用いて免疫不全(SCID)マウスの背部皮下にβTCP と共に移植した結果、βTCP周囲に歯根膜組織に特徴的なSharpey線維様の構造物を有した歯根膜様組織を構築することが明らかになった。しかしながら、この形成効率は、歯根膜組織再生因子の候補としてあげられるようになった塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)またはenamel matrix derivative(EMD)によって高めることはできなかったことから、他の因子の関与が求められることが示唆された。また歯根膜細胞を機械的刺激下においた場合、angiotensinII, TGF-beta, alkaline phosphataseの発現が促進したことから、咬合力が負荷される歯根膜において、その恒常性の維持にangiotensin IIの関与が重要であることが示唆された。さらにカルシウムには歯根膜細胞の石灰化を促進する働きがあることが明らかになったことから、歯根膜の再生の足場要素にはカルシウムの存在が重要であることが示唆された。これらの要素を複合することによって、歯根膜組織再生を促進することが可能になると
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