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正常唾液腺培養細胞の維持と放射線照射唾液腺への移植による唾液腺再生の試み

研究課題

研究課題/領域番号 19592331
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

野口 一馬  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (50309473)

研究分担者 浦出 雅裕  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70104883)
研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード唾液腺 / 放射線 / 口腔乾燥 / 再生医療
研究概要

本研究は正常唾液腺培養細胞の長期培養を目指した培養法の開発と放射線照射後の萎縮腺組織への唾液腺細胞の移植による再生治療の可能性を検討することを目的とした。ヒト顎下腺より得られた正常細胞は、継代を続けていくと8継代目に細胞増殖速度が急速に低下する。これは細胞培養によりp16が増加した結果、RB経路が停止する細胞老化であることを明らかにした。そこで、われわれは本培養細胞にmutant CDK4, cyclinD1, human Telomerase Reverse Transcriptase(hTERT)の3つの遺伝子を導入することで不死化に成功した。本培養細胞を放射線照射により唾液腺を破壊したヌードマウスに対し移植を試みたが、唾液腺は再生しなかった。さらにヒトの放射線治療後の唾液腺が再生のニッチとなりうるかを免疫組織学的に検討したところ、放射線照射後の唾液腺にはEGFが発現しておらず、唾液腺細胞を再生させるためのニッチとしては不十分であることが確認され、現在考えられている細胞移植による唾液腺再生は困難であると考えられた。

報告書

(4件)
  • 2009 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ヒト正常唾液腺不死化細胞の樹立2008

    • 著者名/発表者名
      野口一馬、清野透、広本孝史、頭司雄介、田中徳昭、浦出雅裕
    • 雑誌名

      日本歯科評論 68(9)

      ページ: 39-40

    • 関連する報告書
      2009 研究成果報告書
  • [雑誌論文] ヒト正常唾液腺不死化細胞の樹立2008

    • 著者名/発表者名
      野口一馬, 他
    • 雑誌名

      日本歯科評論 68(9)

      ページ: 39-40

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] CDK4, Cyclin D1およびhTERT遺伝子導入によるヒト正常唾液腺培養細胞不死化の試み2008

    • 著者名/発表者名
      廣本孝史、野口一馬、頭司雄介、田中徳昭、浦出雅裕
    • 学会等名
      日本口腔科学会総会
    • 発表場所
      福岡
    • 関連する報告書
      2009 研究成果報告書 2008 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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