研究課題/領域番号 |
19592363
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
飯嶋 雅弘 北海道医療大学, 歯学部, 准教授 (20305915)
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研究分担者 |
溝口 到 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (20200032)
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研究協力者 |
BRANTLEY William A. Ohio State University
LIN Chun-pin National Taiwan University
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | イオン注入 / 矯正装置 / 耐食性 / Ni-Tiワイヤー / 腐食試験 / アノード分極曲線 / フッ化物溶液 / X線光電子分光法 |
研究概要 |
本研究の目的は、プラズマを用いたイオン注入法を適用した矯正用ワイヤーの表面構造と耐食性を調べることである。窒素イオンを注入したNi-Ti合金ワイヤーと未注入のワイヤーを試料とし、アノード分極測定による耐食性試験とX線光電子分光法を用いた表面構造の解析を行った。アノード分極曲線の測定から、人工唾液と中性フッ素含有マウスリンス溶液では、イオン注入ワイヤーが低い電流密度を示した。低いpHを有するフッ素含有マウスリンス溶液中では、両ワイヤーの電流密度には差が認められなかった。X線光電子分光法の結果から、イオン注入ワイヤーの表層にはTiNが形成されていることが示唆された。イオン注入法は、人工唾液および中性のフッ素含有マウスリンス溶液中のNi-Ti合金ワイヤーの耐食性を向上させることが考えられた。
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