歯周組織における血小板由来因子の役割

• 研究課題/領域番号: 19592395
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 歯周治療系歯学
• 研究機関: 日本大学
• 研究代表者: 大島 光宏 日本大学, 歯学部, 専任講師 (30194145)
• 研究分担者: 山口 洋子 日本大学, 歯学部, 助手 (00239922) ; 大塚 吉兵衛 日本大学, 歯学部, 教授 (50059995)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円); 2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 血小板由来因子 / 歯周組織,歯周炎の病態形成 / 三次元培養 / 歯周炎 / 細胞外マトリックスの分解 / 歯肉線維芽細胞 / 血小板由来因子(TGF-beta) / 血小板由来成長因子 / 歯周炎の病因 / 肝細胞増殖因子

研究概要

血小板には様々な因子が含まれており,歯周組織の恒常性の維持,創傷治癒ならびに歯周炎の病態形成に関与していると考えられる。本研究では,血小板に由来する成長因子のうち,血小板由来由来成長因子(PDGF)-BBおよびトランスフォーミング成長因(TGF)-βに焦点を当て,歯周炎の病態形成への関与を推測した。PDGF-BBは線維芽細胞の肝細胞増殖因子(HGF)産生を促進させ,歯肉上皮細胞の走化性を亢進させることにより,上皮の深行増殖に関与することが示唆された。またTGF-βシグナルは,三次元培養において線維芽細胞によるコラーゲン分解に深く関わっていることが示唆された

研究成果

• [雑誌論文] bFGF rescues imatinib/STI571-induced apoptosis of sis-NIH3T3 fibroblasts (2009)
  • 著者名/発表者名: Ohshima M, Yamaguchi Y, Kappert K, Micke P, Otsuka K
  • 雑誌名: Biochem Biophys Res Commun 381 ページ: 165-170
  • 査読あり
• [雑誌論文] In vitro characteri- zation of the cytokine profile of the epithelial cells of rests of Malassez (2008)
  • 著者名/発表者名: Ohshima M, Yamaguchi Y, Micke P, Abiko Y, Otsuka K
  • 雑誌名: J Periodontol 79 ページ: 912-919
  • 査読あり
• [雑誌論文] Profiling of radicular cyst and odontogenic keratocyst cytokine production suggests common growth mechanisms (2008)
  • 著者名/発表者名: Hayashi M, Ohshima T, Ohshima M, Yamaguchi Y, Miyata H, Takeichi O, Ogiso B, Ito K, Ostman A, Otsuka K
  • 雑誌名: J Endod 34 ページ: 14-21
  • 査読あり
• [雑誌論文] In vitro characterization of the cytokine profile ofthe epithelial cell rests of Malassez (2008)
  • 著者名/発表者名: Ohshima M, Yamaguchi Y, Micke P, Abiko Y, Otsuka K
  • 雑誌名: J Periodontol 79 ページ: 912-919
  • 査読あり
• [雑誌論文] Profiling of radicular cyst and odontogenic keratocyst cytokine production suggests common growth mechanisms (2008)
  • 著者名/発表者名: Hayashi M
  • 雑誌名: J Endod. 34 ページ: 14-21
  • 査読あり
• [学会発表] 三次元培養法による歯周炎モデルの試作,第31回日本分子生物学会 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大島光宏
  • 学会等名: 第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2008-12-12
• [学会発表] 三次元培養法による歯周炎モデルの試作 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大島光宏, 山口洋子, 松本直行, 加藤光保, ほか
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会, 第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
  • 年月日: 2008-12-12
• [学会発表] デキサメタゾン前処理によるCa9-22細胞の基底膜成分に対する走化性の亢進 (2008)
  • 著者名/発表者名: 山口洋子
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会・第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2008-12-10
• [学会発表] 三次元培養法を用いた歯周炎モデルの開発 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大島光宏
  • 学会等名: 第51回秋季日本歯周病学会学術大会
  • 発表場所: 四日市
  • 年月日: 2008-10-19
• [学会発表] IV型コラーゲンは初代培養ヒト歯肉上皮細胞の走化性を誘導する (2008)
  • 著者名/発表者名: 山口洋子
  • 学会等名: 第51回春季日本歯周病学会学術大会
  • 発表場所: 大宮
  • 年月日: 2008-04-25
• [産業財産権] 特許 (2009)
  • 発明者名: 大島光宏,山口洋子,松本直行,加藤光保
  • 権利者名: 日本大学
  • 出願年月日: 2009-03-24
• [産業財産権] 特許 (2009)
  • 発明者名: 大島光宏, 山口洋子, 松本直行, 加藤光保
  • 権利者名: 日本大学
  • 産業財産権番号: 2009-072185
  • 出願年月日: 2009-03-24
• [産業財産権] 特許 (2008)
  • 発明者名: 大島光宏
  • 権利者名: 日本大学
  • 出願年月日: 2008-10-08
• [産業財産権] 特許 (2008)
  • 発明者名: 大島光宏
  • 権利者名: 日本大学
  • 産業財産権番号: 2008-261265
  • 出願年月日: 2008-10-08