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天然ペプチドライブラリーからのカンジダ菌定着抑制物質の検索

研究課題

研究課題/領域番号 19592406
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

増田 かなめ  徳島大, 助教 (30243710)

研究分担者 高松 夏子  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (90403716)
日野出 大輔  徳島大学, 歯学部, 教授 (70189801)
伊藤 博夫  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (40213079)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
キーワード口腔衛生 / カンジダ症 / 真菌 / 培養法 / リアルタイムPCR法 / 天然ペプチドライデラリー / 付着アッセイ / フィブロネクチン
研究概要

カンジダ症から起こる誤嚥性肺炎などの予防法を検討するためには、カンジダ症を示さない段階の健康な人の口腔におけるカンジダ菌保有状態を診断する検査法の確立が、最初に必要である。本大学附属病院に口腔保健管理のために通院している健康な有床義歯使用者を被験者として、有床義歯表面の拭い取り試料を採取して、クロムアガー培地を使用した培養法によるコロニー形成数(CFU)とコロニーの色調による菌種判定(Candida albicansかCandida glabrataか)の結果と、両菌種に特異的に設計したcDNAプローブを使用するリアルタイムPCR法による検出率と菌の同定結果とを比較した。菌数の点ではリアルタイムPCR法が培養法の1〜2オーダー高い値を示したが、これは生菌細胞のみを検出する培養法と死菌のDNAでも検出できるPCR法の違いを反映する理にかなった結果であった。2つの方法論による測定菌数の相関性を分析したところ、C.albicansにおいてr=0.988、C.glabrataにおいてr=0.952(Spearman分析、ともにP<0.01)であった。C.albicansの陽性者は被験者10名中6名、C.glabrataについても10名中6名であり、陽性・陰性の判定は2つの方法間で100%一致した。また、臨床分離菌株の、カンジダ同定用ID32アピ(ビオメリュー社)を用いた菌種の同定結果は、クロムアガー培地上のコロニー色調による判定と完全に一致した。以上より、健康な人の口腔におけるカンジダ菌の存在の検査法として、定性的にも定量的にも信頼できる2つの方法論を確立することができた。またこれと平行して、培養カンジダ標準菌株を用いて、菌の付着能の測定系の開発に取り組んだ。この時、非特異的付着のブロッキング材として一般に用いられるBSAなどのタンパク質系の物質はこのアッセイには不適であり、タンパク不含の界面活性剤等による制御が必須であることがわかった。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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