研究概要 |
看護学生を対象に,CAIを利用した心肺脳蘇生(以下CPR)教育を行い,CPRに関する知識・技術確認テスト,及びCPRの実施意思を中心としたアンケート調査を行った。それらをCAI教育実施前,実施直後,1ヶ月後,半年後,1年後に行い,知識・技術・実施意思の変化を測定した。その結果,知識・技術は実施直後および1ヶ月後が一番高く,半年後・1年後は低下していたが,実施前よりは高い値であった。実施意思において「実施しない」学生はどの時期にもいなかった。主体的に「実施する」と答えた学生は,実施直後に一番増加していたが,一ヶ月後は若干減少し,1年後まで随時増加していた。CAI教材による学習後,知識・技術は増減しているが,実施意思に関しては増加していた。
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