研究概要 |
手術を受ける患者に一過性に発症する「点滴を抜く」「ベッドから降りようとする」などの不穏行動を測定し, 数値化することを目的に研究を行った。測定方法は, ベッドの重心の座標を測定した。数値化は, 重心・座標移動の平均・積算・ばらつき(分散)からを試みた。不穏行動のある患者の重心・座標移動の分散値の変化をグラフ化すると, 行動が観察された時間帯は突出した増加を示し, 行動によりベッドの長径, 短径の優位の変化にみられた。以上の結果より, 重心移動の測定により手術患者の不穏行動の判断が可能であるという結果に至った
|