研究課題/領域番号 |
19592552
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 兵庫医療大学 |
研究代表者 |
富永 真己 兵庫医療大学, 看護学部, 准教授 (40419974)
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研究分担者 |
三木 明子 筑波大学, 人間科学総合研究所, 准教授 (30315569)
藤村 一美 兵庫医療大学, 看護学部, 助教 (80415504)
増田 富美子 兵庫医療大学, 看護学部, 助教 (20461171)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 精神看護学 / 職業性ストレス / 離職意向 |
研究概要 |
新卒看護師の離職意向の規定要因について、地域差の要因も含め、検証することを目的に量的調査を実施した。2007年及び2008年に自記式質問紙調査を対象とする新卒看護師に2時点(1時点目は初夏、2時点目は6か月後の晩秋)に配布した。結果、離職意向が高まる時期とされる初夏においては、看護師としての志向性が最も重要な規定要因であった一方で、晩秋における離職意向については、蓄積疲労度が最も重要な規定要因であった。背景に、仕事のストレスの影響があり、中でも仕事のコントロール(裁量)の低さや、心理的・金銭的報酬の低さ、職場の上司及び同僚のサポートの低さは、それ自体が重要な規定要因であった。また、職場の役割モデルの存在の少なさも、新卒看護師の離職意向の重要な規定要因であった。病院が位置する地域の人口規模との関連性はいずれの時期においても認められなかった。 さらに、離職及び離職意向を経験した新卒看護師と、新卒看護師の早期離職を経験した管理職を対象に、質的調査を実施した。結果、新卒看護師の離職及び離職意向をあげる要因として、個人の特徴と健康管理を含む労務・人事管理と職場風土の問題・課題、さらに教育機関の課題が明らかとなった。
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