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認知能力を見るアセスメントツールについての研究

研究課題

研究課題/領域番号 19592577
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 地域・老年看護学
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

山下 美根子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (60301850)

研究分担者 久保田 冨夫  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (70315711)
横山 恵子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (80320670)
松尾 彰久  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (20381428)
小林 悟子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (00389800)
関根 止  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (20404931)
研究期間 (年度) 2007 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード認知症 / 残存能力測定尺度 / 高齢者 / ナラティヴアプローチ / ライフストーリ / ライフストーリースクリプト / カナダの高齢者 / 知覚・認知障害 / 統合失調症 / 精神障害 / アセスメントツール / ホームホスピス / 認知能力 / 対人関係 / 在宅ケア / 認知能力アセスメント / 残存能力アセスメント / 認知能力測定尺度 / 認知能力を見るツール / 残存能力 / 認知機能 / 測定尺度
研究概要

認知症をもつ高齢者の残存能力測定尺度の開発を行ってきた。尺度の妥当性と信頼性について検証を行うため、県内・県外の高齢者施設の居住者およびデイケア通所者を対象にのべ100 人を測定した結果、尺度の信ぴょう性が確認できた。その調査結果を洋専門誌にて発表した。また認知能力が低下していると見られる精神疾患のある対象についても検証を行った。診断別に統合失調症、うつ病・躁鬱病、薬物依存症、これら3つの診断を受けた75 人を対象について比較した。その結果、統合失調症をもつ対象の得点が最も低く、うつ病・躁鬱病、薬物依存症の順位で向上した。さらに、地域病院の一般病棟の入院患者149 人を対象に測定した。平均年齢は76 歳で、平均年齢76 歳以上と76 歳以下の2 群を比較したところ、2 者間に有意な差が見られた。換言すれば、76 歳以上の対象に認知能力の低下が見られた。この結果から、一般病棟の入院患者76 歳以上の患者に関わる際、特別な配慮やケア上の工夫の必要性があることが示唆された。認知症高齢者は自分の認知能力の欠陥を補うため、情緒面が発達しているといわれる。そこで、認知症をもつ80 代後半の女性にナラティブアプローチ法を用いてインタビューを試みた。その結果、本人にとって印象深いと思われた過去の体験について繊細な部分に至るまで回想しそれらについて自分の思いや考えについて表現でき、新たな発見や意味づけができた。このように量的方法のみでは解明できなかったことを質的方法を用いることで、対象が他者との関わりについて振り返り、その結果自己・他者理解ができたことは、この分野の研究に新しい知見として貢献できたと考える。

報告書

(6件)
  • 2010 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2009 実績報告書   自己評価報告書 ( PDF )
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書

研究成果

(15件)

すべて 2010 2009 2008 2007 2005

すべて 雑誌論文 学会発表

  • [雑誌論文] 認知症高齢者の終末期ケアのホーム・ホスピスの在り方と実践モデルの紹介2010

    • 著者名/発表者名
      山下美根子
    • 雑誌名

      臨床看護 36

      ページ: 842-845

    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [雑誌論文] ナラティブ・アプローチを用いたカナダの高齢者のライフ・ストーリー・スクリプト2010

    • 著者名/発表者名
      山下美根子
    • 雑誌名

      看護実践の科学 35

      ページ: 84-88

    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [雑誌論文] ナラティヴ・アプローチを用いたカナダの高齢者のライフ・ストーリー・スクリプト2010

    • 著者名/発表者名
      山下美根子
    • 雑誌名

      看護実践の科学

      巻: 35 ページ: 84-88

    • NAID

      40017183501

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 認知症高齢者の終末期ケアのホームホスピスのあり方と実践モデルの紹介2010

    • 著者名/発表者名
      山下美根子
    • 雑誌名

      臨床看護 36

      ページ: 842-845

    • NAID

      40017101387

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] CNSの役割についての考察:アメリカにおけるその歴史と現状2009

    • 著者名/発表者名
      山下美根子
    • 雑誌名

      インターナショナルナーシングレビュー 139巻

      ページ: 50-53

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 国際シンポジアム「専門看護師をめぐる展望」参加報告:我が国の専門看護師制度の現状と課題について2009

    • 著者名/発表者名
      山下美根子
    • 雑誌名

      インターナショナルナーシングレビュー 32

      ページ: 82-85

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 認知症高齢者の学習介入後における残存能力の変化についての研究2008

    • 著者名/発表者名
      山下美根子、久保田富夫、淵田英津子、横山恵子、林裕栄、岡本佐智子、佐野恵美香、松尾彰久、嶋末憲子、渡邊智子、川島隆太、杉本幸司
    • 雑誌名

      インターナショナルナーシングレビュー 31(1)

      ページ: 77-84

    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [雑誌論文] Family Caregiving in Dementia in Japan2008

    • 著者名/発表者名
      M. Yamashita
    • 雑誌名

      Applied Nursing Researach 21

      ページ: 227-231

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 認知症高齢者の学習介入後における残存能力の変化についての研究2008

    • 著者名/発表者名
      山下美根子
    • 雑誌名

      インクーナショナルナーシングレビュー 31

      ページ: 77-84

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] A nursing tool validated as an effective measure over MMSE and FAB in dementia.2007

    • 著者名/発表者名
      山下美根子, 久保田富夫, 淵田英津子, 横山恵子, 林裕栄, 岡本佐智子, 佐野恵美香, 松尾彰久, 嶋末憲子, 渡邊智子, 川島隆太, 杉本幸司
    • 雑誌名

      International Nursing Review 54(2)

      ページ: 179-181

    • NAID

      40015791366

    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [雑誌論文] A nursing tool validated as an effective measure over MMSE and FAB in dementia2007

    • 著者名/発表者名
      Yamashita, M, et. al.
    • 雑誌名

      International Nursing Review 54(2)

      ページ: 179-181

    • NAID

      40015791366

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 知覚・認知障害をもつ患者へのかかわりについて:痴呆症と統合失調症をもつ患者の場合2005

    • 著者名/発表者名
      山下美根子
    • 雑誌名

      看護実践の科学 31

      ページ: 68-73

    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] 精神看護臨地実習における認知能力アセスメントツールの開発について2008

    • 著者名/発表者名
      山下美根子
    • 学会等名
      第18回日本看護学教育学会学術集会
    • 発表場所
      つくば市
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] Personhood in Dementia Assessment.2007

    • 著者名/発表者名
      山下美根子
    • 学会等名
      The Eighth International Interdisciplinary Conference-Advances in Qualitative methods, Poster session Banff
    • 発表場所
      Alberta, Canada
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] Personhood in dementia2007

    • 著者名/発表者名
      Yamashita, M
    • 学会等名
      8th Annual Advances in Qualitative Methods Conference
    • 発表場所
      Banff, Alberta, Canada
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-03-31   更新日: 2016-04-21  

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