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細胞分化におけるオーファンG蛋白質共役型受容体の役割

研究課題

研究課題/領域番号 19599028
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 医化学一般
研究機関国立国際医療センター(研究所)

研究代表者

原田 裕子  国立国際医療セ, 研究員 (80455401)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード細胞分化 / G蛋白質共役型受容体 / 幹細胞 / G蛋白質 / ES細胞
研究概要

幹細胞を用いて,神経疾患や血液疾患などの多くの疾息を治療しようとする試みが国際的に広がっている。その際,移植に用いる細胞・組織を幹細胞から分化させることが必須であり,特異的な機能を有する細胞を安定的かつ効率よく産生することが重要な課題となっている。このような目的のため,幹細胞の分化誘導にレチノイン酸が頻繁に用いられているが,レチノイン酸によって転写誘導を受ける遺伝子の機能や役割については未知の部分が多い。そこで本研究は,レチノイン酸によって発現誘導される遺伝子の一つであるietinoic acid-inducibfe gene(RAlG)に着目して,この分子が幹細胞の分化にいかなる役割を果たしているかを明らかにすることを目的として行った。
まず,レチノイン酸によってマウスES細胞を処理した場合のRAIG遺伝子群(RAIG1,RAIG2,RAIG3,GPRC5D)の発現プ回ファイルを解析した。その結果,RAIG1は未分化ES細胞に発現しておらず,レチノイン酸刺激による発現誘導は観察できなかった。一方,RAIG2,RAIG3,GPRC5Dlま未分化ES細胞には発現しておらず,レチノイン酸刺激によって発現量が顕著に上昇した。次に,ES細胞を様々な細胞に分化させた時に,RAIG遺伝子の発現量が変化するか否かを調べた。その結果,心筋細胞や神経細胞に分化させた時,RAIG2,RAIG3,GPRC5DのmRNAの発現量が上昇した。また,RAIG3に対する特異的抗体を用いてウエスタンブロ外解析を行ったところ,神経分化に伴ってRAIG3の蛋白質量が上昇することが確認できた。以上の結果,細胞分化に伴ってこれらRAIG遺伝子の発現誘導が起こることから,RAIG分子が細胞の分化に関与している可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Initiation of Wnt signaling control of Wnt coreceptor Lrp6 functions.phos phorylation/activation via frizzled,disheveled and axin2008

    • 著者名/発表者名
      ZengX., HuangH., TamaiK., ZhangX., HaradaY., YokotaC., AlmeidaK., WangJ., DobleB, WoodgettJ., Wynshaw-BorisA., HsiehJ.C.&HeX.
    • 雑誌名

      Development 135

      ページ: 367-375

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Retinoic acid-inducible G protein-coupled receptors bind to frizzled receptors and may activate non-canonical Wnt signaling.2007

    • 著者名/発表者名
      Harada Y., Yokota C., Habas R., Slusarski D.C. & HeX
    • 雑誌名

      Biochem.Biophys.Res.Commun. 358

      ページ: 968-975

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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