• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

暗号化命令コードによるバッファオーバフロー検知システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 19650008
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 計算機システム・ネットワーク
研究機関筑波大学

研究代表者

山口 喜教  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (00312827)

研究分担者 前田 敦司  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (50293139)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2008年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードセキュア・ネットワーク / 暗号・認証 / 命令コード変換 / 仮想技術 / ハニーポット
研究概要

本研究の目的は、侵入者のバッファオーバーフロー攻撃を実行時に検知することのできるハニーポットシステムに利用できるような仮想計算機を構成し、その実効性に関して評価することである。そのために、既存のプロセッサコアの命令コードを個々のシステムに固有のキーによって、暗号化のように変換するような仮想計算機を構成した。プロセッサコアは、命令コード変換器を介して、命令メモリに格納された命令コードを変換しつつ処理を行う。もし、命令メモリが何らかの手段によって改ざんされたとした場合に、そのコードは変換器を通って、プロセッサで処理されるため、通常の正しい命令コード列とはならずに、エラーを引き起こす可能性が高い。以上のシステムの可能性および実現性を評価した。具体的には、QEMU仮想マシン上にUNIX系のOSの基本的なシステムを構築し、その上でバッファオーバーフローが生じるプログラムを走らせた時に、侵入者の意図するプログラムを実行する命令が機械語のコードとして正しく解釈されないように、命令コードのデータを予めいくつかの方法で変換しておいた場合に、侵入者の意図するプログラムが正しく実行されなくなり、エラーを引き起こすことを確認した。さらに、この信号を利用してハニーポットシステムを構築するための基礎研究としてハニドウェア化された侵入検知システムの最適化に関する研究を行った。辞書圧縮の概念を利用して、パターン検査回路を最適化することにより、従来の方式に比較して、より少ないハードウェアで侵入検知などのネットワーク処理が実現可能であることを示した。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] カーネルモジュールを用いた通信端点における侵入検知システム2008

    • 著者名/発表者名
      松井卓,前田敦司,西孝王,渡辺祐介,山口喜教
    • 学会等名
      情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティング・システム研究会
    • 発表場所
      佐賀市アバンセ
    • 年月日
      2008-08-06
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] メモ化を用いた正規表現処理エンジンの実装2008

    • 著者名/発表者名
      須賀功太,前田敦司,山口喜教
    • 学会等名
      情報処理学会プログラミング研究会
    • 発表場所
      佐賀市アバンセ
    • 年月日
      2008-08-06
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] NIDS向けNFAハイブリッドパターンマッチング回路の効率化2008

    • 著者名/発表者名
      飯星貴裕,山口喜教,前田敦司
    • 学会等名
      電子情報通信学会、コンピュータシステム研究会
    • 発表場所
      佐賀市アバンセ
    • 年月日
      2008-08-05
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 辞書化回路と遅延FFを利用したNFAパターンマッチング回路の最適化手法2008

    • 著者名/発表者名
      渡辺友浩, 山口喜教, 前田敦司
    • 学会等名
      情報処理学会第70回全国大会
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2008-03-13
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi