研究課題/領域番号 |
19650106
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
真下 知士 京都大学, 医学研究科, 産学官連携准教授 (80397554)
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研究分担者 |
中島 玲子 大学共同利用機関法人情報システム研究機構, 融合プロジェクト, 特任研究員 (50372595)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2007年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | ラット / ミュータジェネシス / トランスポゾンMu / スクリーニング / ポジショナルクローニング / ゲノムDNA / メッセンジャーRNA |
研究概要 |
ラットENUミュータジェネシスにより作製された多数のミュータント動物の中から、標的遺伝子に点突然変異の導入された個体のみを効率的に検出するスクリーニング方法の開発を目的とした。 (1)ENU誘発突然変異動物群のゲノムDNAスクリーニング法の開発 我々はこれまで、約5000匹のENU誘発突然変異ラットのDNAバンクと精子バンクをアーカイブとして保存した。スクリーニング方法についての以下の点を検討した。1)蛍光標識Mu-END DNAによるMu反応。2)自動キャピラリー電気泳動装置(ABI3100)による電気泳動法。3)コンピューター解析により標的遺伝子の点突然変異保有個体を検出方法。以上の結果、一つの標的遺伝子(10プライマーセット)を対象にラットミュータントアーカイブ5000をスクリーニングするのに、一ヶ月(約20日)で実施可能な高速スクリーニング方法(MuT-POWER)を開発することができた。 (2)突然変異動物個体のメッセンジャーRNAスクリーニング 標的遺伝子合成cDNAプローブとENU誘発突然変異個体由来メッセンジャーRNA (mRNA)をハイブリダイゼーションさせ、Mu反応により点突然変異遺伝子を同定する方法について検討した。ENU誘発突然変異個体から十分量のmRNAを抽出して、標的遺伝子cDNAプローブとハイブリダイゼーションさせ、Mu反応で検討したが、検出感度の限界のために未知の点突然変異を効率的に検出することができなかった。本mRNA法については、引き続き感度を上げるなどの検討が必要である。
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