研究課題/領域番号 |
19650139
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
出江 紳一 東北大学, 大学院・医工学研究科, 教授 (80176239)
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研究分担者 |
野口 善令 京都大学, 大学院・医工学研究科, 非常勤講師 (30293872)
福原 俊一 京都大学, 大学院・医工学研究科, 教授 (30238505)
鈴鴨 よしみ 東北大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (60362472)
安藤 潔 東海大学, 医学部, 教授 (70176014)
瀬田 拓 東北大学, 病院, 助教 (60328333)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2008年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 医療・福祉 / リハビリテーション / 臨床研修 / 指導医 / コミュニケーション / 臨床研究 |
研究概要 |
4つの研修指定病院(仙台医療センター、みやぎ県南中核病院、東海大学病院、名古屋第二赤十字病院)で本研究は実施した。まず各病院の初期研修医オリエンテーションの場をかりて、説明会を実施し、51名の研修医から参加の同意を得た。6月21-22日に前年度募集した指導医16名を対象に、集合指導者研修を実施した。7月より研修医の医療コミュニケーション能力の評価、指導医による指導、再評価を実施し、対照群の研修医と合わせてデータ(評価票とアンケート)を収集した。 本研究の目的である、コーチングを応用した教育方法を確立することと、医療コミュニケーション能力を測定する方法を確立するため、評価と同時に指導のツールとなる360度フィードバックを活用した。また360度フィードバックの結果に基づく医療コミュニケーション指導を導入しやすくするための工夫として、面談のテーマをあらかじめ設定した。 多忙な指導医と研修医を対象としたため、評価票の回収率を高めるのに苦労したが、最終的に、指導前後の比較が可能なデータは20名の研修医から得ることができた。統計的有意ではなかったものの、研修会参加指導医に直接指導された研修医は、360度フィードバックにおける獲得点数が高い傾向があった。また各種アンケートも約50%回収でき、医療コミュニケーションが重要なテーマであること、360度フィードバックという他者評価が有用なこと、また評価のみならず指導のツールとしても活用できることが確認できた。
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