研究課題/領域番号 |
19650146
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
東嶋 美佐子 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科・保健学専攻, 教授 (40279005)
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研究分担者 |
樋口 剛 長崎大学, 大学院・生産科学研究科, 准教授 (50156577)
阿部 貴志 長崎大学, 工学部, 准教授 (30222649)
田川 泰 長崎大学, 医歯薬学総合研究科保健学専攻, 教授 (20206907)
椿原 彰夫 川崎医科大学, リハビリテーション医学, 教授 (10138117)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 超音波 / 誤嚥 / 感知装置 / 振動子アレイ / 誤嚥感知 |
研究概要 |
今年度の目的は、概存の超音波診断装置を使って咽頭や気管などの形状、さらには超音波特性を計測し、その結果から超音波計測による誤嚥感知の可能について検討することであった。リニアプローブの探触子と計測部との間にゼリー状の液体が入った袋を介することで計測部の凹凸に対応し、健常者をモデルにして気管をさけるようにして送り込み後の咽頭から食道における嚥下動態を感知することができた。正面での計測では通常のリニアプローブでは、気管前面壁画像とプローブの傾きによっては声帯をとらえることは可能であったが、嚥 下反射時に体表が大きく変動するために通常のプローブでは感知は困難であると考えて、前述のゼリー状袋を介して計測を行ったら体表の変動を軽減することができた。さらに、気道壁面での模擬計測を行うために、人体組織に近い材料を用いて咽頭モデルを作成して反射波の計測を行った。用いた試料の違いによる反射波のピーク値には差は認められなかったが、後部レベルにおいては試料の違いが認められた。 今後の課題として実際の咽頭部を測定した時の、輪状軟骨の存在や嚥下反射時の反射波に対する影響について検証する必要がある。そのためには正確な測定場所と広さの実証が不可欠である。
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