• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

眼振に起因した視力障害を補正する装置の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19650152
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関筑波大学

研究代表者

榊原 潤  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (10292533)

研究分担者 玉岡 晃  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (50192183)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2007年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワードシステム工学 / 脳神経疾患 / リハビリテーション / 画像処理 / 光学機器開発 / 眼振
研究概要

本年度は前年度に開発したシステムの改良と健常者を対象とした視力検査による検証を行った。
CCDカメラのフレームレートを、前年度の30Hzから58Hzに増加させ、時間応答性を向上させた。このとき眼球が移動してからミラーが移動するまでの遅れ時間は約60msであった。カメラやミラーなどを設置した架台は、被験者に対して最適な位置に調節できるように上下スライドが容易にできるように改良した。
装置の効果に関する具体的な検証を次の方法により行った。健常者である被験者が意図的に眼球を不規則に動かすこで眼振を模擬し、その状態にてランドルト環を用いた視力検査を行い、本システムを用いた場合と用いない場合で正答率を比較した。ランドルト環がパソコン画面に短時間表示する視力検査システムを構築し、その瞬間における眼球の回転速度を本システムで計測した。ランドルト環の表示時間は眼球が静止していれば確実にランドルト環を認識できる時間である0.26秒とした。被験者は健常者で、視力約1.0を有する成人男性である。眼球と視覚対象の距離は2000[mm]とし、視力0.3相当での検査を行った。検査の結果、本システムを動作させた際に正答率が向上していることが確認された。特に、眼球の角速度が3rad/secにおいて本システムの稼働時と非稼働時の正答率はそれぞれ約80%および約50%であった。このことから、これにより、本システムによって眼振に起因した視力の低下を抑えられることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi