研究課題/領域番号 |
19650169
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
布村 忠弘 富山大学, 人間発達科学部, 教授 (40172746)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2008年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | バレーボール / クイックスパイク / 「はやさ」とは / バレーポール |
研究概要 |
バレーボールのクイックスパイクにおける「はやさ」とは何か、「はやさ」の実現のために必要なことは何かを明らかにして、傷害のない合理的な動作の指導法確立に視するために、多くのバレーボール経験者が「はやい」と感じるクイックスパイクをVTRの画像から抽出した。 高校北信越大会、北信越大学選手権大会、全日本大学選手権大会、ワールドカップ2007の各試合の画像から得られた178のクイックスパイクシーンを各カテゴリー毎にランダムに並べ、大学および高校選手それぞれ10名、計20名の被験者に1回ずつ観察させた。 被験者に、各クイックスパイクシーンを「はやい:5」から「遅い:1」までの5段階で判定させ、被験者全員の評価値の平均をそれぞれのクイックの評価値とし、その値が4.0以上のものをAグループ、3.0以上4.0未満のものをBグループ、3.0未満のものをCグループとした。 被験者が「はやい」と感じたAグループにおいて、他のグループよりも有意に短かったのは、「トスのボールタッチ〜踏み切り」「トス〜スパイクヒット」「スパイクヒット〜ボール着地」の各時間であり、「テイクバック〜ボールヒット」「ラストツーステップの所要時間」には差がなかった。 従来、「はやい」クイックスパイクを打つためには、踏み込みやスイングをコンパクトにしてその所要時間を短縮すべきとの考えが支配的であったが、その必要はなく、むしろ打球速度を上げるべき可能性が示唆された。
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