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食におけるコミュニケーション行動分析とテレダイニングへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 19650213
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 食生活学
研究機関東京電機大学

研究代表者

武川 直樹  東京電機大学, 情報環境学部, 教授 (20366397)

研究分担者 湯浅 将英  東京電機大学, 情報環境学部, 助手 (80385492)
山崎 晶子  公立はこだて未来大学, 情報システム科学部, 准教授 (00325896)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードテーブルトーク / コミュニケーション / 食事映像 / 食事動作 / 発話交替 / テレダイニング / 視線 / 映像会話
研究概要

本研究の目的は,人と一緒に食事を取りながら話す「テーブルトーク」が人に与える効果を社会学,食生活学,ヒューマンインタフェース工学から多面的に分析し,その構造を明らかにすることである.昨年度収録した3組の友人同士の食事中の会話映像を分析用コーパスとして,共食の行動の構造を分析した.食事動作,視線・表情の表出,発話,およびそれらの行動を書き起こし,食事の動作をホーム(箸や食器を持たない状態),食器把持(食器のみを持っている状態),食物把持,摂食に分類し,この食事動作状態と発話/非発話動作が干渉し,人は食事の動作によって会話を始める前に話す意欲を表出していることを見出した.また,話す/食べるタイミングを相手に合わせるために食べ物を口の近くまで寄せつつその時点で話す/食べる,を決定していることが示唆された.これらを状態遷移モデルとして提案した.この結果を電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーション基礎研究会で発表し,年間の最優秀論文として表彰された. また,大皿,銘々皿の食事形式とコミュニケーションの関係を分析し,大皿形式の食事が会話や身振りの盛り上がり効果の大きいことを明らかにした.以上のように共食の行動様式,共食のコミュニケーション効果を明らかにすると共に,テーブルトークエージェントの食事シーンの生成の環境を構築し,食事動作映像を生成した.今後,本研究にかかわる研究者との共同研究体制を拡大し,行動の分析を実施し,エージェント共食システム,映像による遠隔テレダイニングシステムを構築し,孤食と共食の比較,人と人,人とシステムとの共食の比較評価を進める予定である.

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて 2009 2008 2007

すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 3人会話の視線と発話マインド分析-話者と聞き手の発話マインドは話者交替に際しどう調整されるか? -2009

    • 著者名/発表者名
      徳永弘子 湯浅将英 武川直樹
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告書 Vol. 108 No. 487

      ページ: 85-90

    • NAID

      110007325122

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [雑誌論文] 多人数映像会話における話し手の身振りとアクティビティの関係-視線一致と不一致環境により会話の質はどのように変わるか? -2009

    • 著者名/発表者名
      片山貴信 徳永弘子 湯浅将英 武川直樹
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告書 Vol. 108 No. 487

      ページ: 121-126

    • NAID

      110007325116

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [雑誌論文] ○△□の語らい-エージェントの形状と動作の抽象的表現-2009

    • 著者名/発表者名
      木村幸士 湯浅将英 武川直樹
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告書 Vol. 2009 No. 28

      ページ: 153-160

    • NAID

      110007227787

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [雑誌論文] 発話マインドを伝えるアバタ会話システム-人と機会での気持ちの通じる対話を目指して-2009

    • 著者名/発表者名
      湯浅将英 徳永弘子 武川直樹
    • 雑誌名

      情報処理学会インタラクション2009論文集 Vol. 2009

      ページ: 23-24

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 擬人化エージェントとの視線・仕草による相互理解-「じ-っ, うん」でワカッテクレタ? -2008

    • 著者名/発表者名
      中島幸宏 武川直樹 湯浅将英 大和淳司
    • 雑誌名

      HAIシンポジウム2008 1a-1 CDロム

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [雑誌論文] 3人会話の視線と発話マインド分析-聞き手の発話マインドは話者交替に機能するか? -2008

    • 著者名/発表者名
      徳永弘子 湯浅将英 武川直樹
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告書 HCS2008-55

      ページ: 29-34

    • NAID

      110007114673

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [雑誌論文] 共に食べる場でのコミュニケーション構造分析と遠隔・仮想共食システムへの応用2008

    • 著者名/発表者名
      武川直樹
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告書 HCS2008-55

      ページ: 17-18

    • NAID

      110007114677

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [雑誌論文] 3人のテーブルトークにおける視線, 食事動作, 発話交替の分析-会話と食事動作はどう制御されるか? -2008

    • 著者名/発表者名
      武川直樹 峰添実千代 徳永弘子 湯浅将英, 他3名
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告書(平成20年度ヒューマンコミュニケーション賞受賞) HCS2008-36

      ページ: 31-36

    • NAID

      110007005373

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [雑誌論文] 発話マインドに基づく発話交替モデル-気持ちが読める会話インタフェースを目指して-2008

    • 著者名/発表者名
      湯浅将英, 徳永弘子, 武川直樹
    • 雑誌名

      情報処理学会インタラクション2008

      ページ: 13-18

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 視線虚一致映像装置を用いた発話交替の行動分析2008

    • 著者名/発表者名
      藤田かおり, 新井久美子, 徳永弘子, 湯浅将英, 武川直樹
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告書 MVE2007-91

      ページ: 61-66

    • NAID

      110006783321

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 3人会話の発話交替における視線行動と発話マインド分析-聞き手の立場から見た発話・非発話の戦略-2007

    • 著者名/発表者名
      徳永弘子, 湯浅将英, 武川直樹
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告書 HCS2007-40

      ページ: 7-12

    • NAID

      110006423105

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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