研究課題/領域番号 |
19650251
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 独立行政法人メディア教育開発センター |
研究代表者 |
大澤 範高 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (30251721)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2008年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 没入型仮想空間 / プログラミング / 強化された直接操作 / 両手操作 / 位置調整 / 角度調整 / 直接操作 / 歩行インタフェース / 触覚フィードバック |
研究概要 |
情報教育のプログラミング学習に、没入型仮想現実感技術およびマルチモーダル技術を導入することによって、これまでの情報教育では利用されていない身体性を活用した新しいインタフェースを考案・開発することを目標とし、そのインタフェースを利用して、抽象的な情報を扱う学習に関する興味を高め、理解を深めることをめざし、研究を行った。 没入型仮想環境におけるプログラミング学習のための身体の活用に着目し、手の活用によるプログラミング操作機能を中心に研究を進めた。手の活用によるプログラミング操作機能として、スタイラスやプロップなどの小型の機器(ガジェット)を把持しない状態(ただし、手と指の位置測定のためのセンサーグローブを実験では装着した状態)で、日常の生活と同じ、指による摘みと手の自由度を活かして、仮想物体の位置や角度を容易かつ効率的に調整することができる技法の提案および評価を行った。被験者実験による評価のための没入型仮想現実感環境としては、メディア教育開発センターに設置されている、サラウンドディスプレイ技術を用いたTEELeXを用いた。また、システムの開発には、これまでに開発してきているツールキットライブラリit3dを利用した。 位置を調整するための技法として、これまで研究してきた片手の速度による制御に加えて、両手の間の距離による制御方法を提案し、それらを比較評価することによって、それぞれの特徴を明らかにした。また、角度調整では、両手の利用に加えて、親指と人差し指の先端の距離による制御を利用する方法を提案し、角度調整法およびその制御方法の特徴を明らかにした。 学術論文を2編出版し、国際会議で1件の研究成果発表を行った。
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