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ポップス(音楽)から探る国民性〜日独比較

研究課題

研究課題/領域番号 19652023
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 ヨーロッパ語系文学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

若山 俊介  宇都宮大学, 留学生センター, 教授 (70175066)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2008年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードドイツ語 / ドイツ文学 / ドイツ文化
研究概要

前年度、日本とドイツにおいてポップス(音楽)に関するアンケート調査を実施した。これは第二次世界大戦の敗戦後、似たような復興の経過を辿ってきた日本とドイツにおける平均的国民感情を探ることを目的としたものであった。
今年度は、そのアンケートの中で回答の多かった楽曲を集計し、主に歌詞の分析と流行時の時代背景を探ることにより、「ドイツ・ポップス研究」として研究成果をまとめた。(11.研究発表〔雑誌論文〕の項を参照。)これは、通常のアンケート集計・分析のように図表やグラフにまとめるのではなく、回答に多く挙げられた曲や歌手(グループ)について歌詞を分析したり、歌手の経歴等を照射する個別的手法を取った。全体の構成は往年の大ヒット曲とそれに見られる普遍性、人生に慰めや勇気を与えてくれる曲、そしてそれ以外で欠かすことのできない曲とに分けて、それぞれ主としてその歌詞をできるだけ詳しく紹介しつつ、ドイツにおける現在にいたる音楽傾向、及びポップスの今後の可能性について言及した。その際、特にその歌詞について、日本人が受けとめる場合のドイツ人との感覚のずれなどに注目したものである。
ドイツ渡航は、ドイツのアンケート回答の中で不明な点を探るため、また必要の生じた資料収集のためのものである。デュッセルドルフでは市立図書館等で資料(特に音源)を収集した。書籍、音源(CD等)も購入することができた。さらに当地滞在中、約100km北にあるグローナウにロックンポップ・ミュージアムという施設があることを知り、そこを訪れ、見学および貴重な資料を収集することができた。ニュルンベルクではエアランゲン・ニュルンベルク大学の日本語学科の山中教授に面会し、歌詞内容やその時代背景についての不明部分を確認した。こうして収集した資料や情報は、今後この研究を継続していく上で極めて有益なものといえる。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] ドイツ・ポップス研究-流行歌(ハヤリウタ)から見えてくるもの2008

    • 著者名/発表者名
      若山俊介
    • 雑誌名

      東京音楽大学 概究紀要 第32集

      ページ: 89-111

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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