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非漢字圏日本語学習者による漢字語の意味の推測過程についての縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19652047
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 日本語教育
研究機関福井大学

研究代表者

桑原 陽子  福井大学, 留学生センター, 准教授 (30397286)

研究分担者 中園 博美  島根大学, 外国語教育センター, 准教授 (40314611)
研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2009年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2008年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2007年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
キーワード非漢字圏日本語学習者 / 意味推測 / 漢字語 / 統語情報 / 語構成
研究概要

平成19~20年度に行った非漢字系日本語学習者に対する漢字語の意味推測調査結果について再分析を行った。
1.意味推測課題に使用する漢字語彙の再検討
1)意味の透明性(transparency)の問題:漢字語彙の語構成の明確さの問題と,漢字語彙の意味の透明性の問題を区別するため,先行研究の検討を行った。
2)1)をもとに,日本語母語話者(成人)を調査対象として,2字の漢字語彙の意味の透明性の高低を数値化するための調査実施の必要性を指摘した。(なお,日本人を対象とした意味の透明性の数値化調査については,平成22年度からの新規科研を申請,採択)
3)非漢字系日本語学習者へのインタビュー調査の中から,意味の透明性が低く,意味推測の間違いが起こりやすい漢字語彙を収集した。
2.意味推測課題遂行中に使用する統語情報の活用についての記述・分析。
インタビュー調査中の学習者の内省報告から,漢字語彙の意味推測に失敗した事例,成功した事例を収集し,それぞれについて,失敗の原因,成功の理由を統語情報との関係から分析を行った。
その結果,「漢字語動詞に挟まれたひらがなを手がかりに品詞を特定すること」「助詞と動詞の組み合わせから,助詞の前に来る単語の意味の範囲を限定すること」「複数の用法を持つ助詞について,前後の単語からその用法を特定すること」などが成功の要因として確認された。これらの結果については,論文にまとめ,福井大学留学生センター紀要(第5号)に投稿している。

報告書

(3件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 非漢字系日本語学習者の漢字未知語の意味推測における統語情報の利用-中上級学習者のケーススタディより-2010

    • 著者名/発表者名
      桑原陽子
    • 雑誌名

      福井大学留学生センター紀要 5

      ページ: 1-10

    • NAID

      120002851444

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 漢字未知語の意味推測に及ぼす語構成の影響-中上級非漢字系日本語学習者のケーススタディより-2009

    • 著者名/発表者名
      桑原陽子
    • 雑誌名

      福井大学留学生センター紀要 4

      ページ: 21-30

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 非漢字圏日本語学習者の漢字未知語の意味推測ストラテジーに関する一考察 -中級学習者のケーススタディより-2008

    • 著者名/発表者名
      桑原陽子
    • 学会等名
      2008年度CAJLE (Canadian Association for Japanese Language Education)年次大会
    • 発表場所
      トロント(カナダ)
    • 年月日
      2008-08-17
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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