研究課題/領域番号 |
19653020
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用経済学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
金子 守 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (40114061)
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研究分担者 |
花木 伸行 筑波大学, 大学院・人文社会社学研究科, 講師 (70400611)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2008年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 市場均衡理論 / シミュレータ / 賃貸価格 / 効用関数 / 計量経済学 / 賃貸住宅 / 計量経済 / 決定係数 / 尤度比検定 |
研究概要 |
本年度は本プロジェクトの最終年度にあたり、本プロジェクトの基礎的部分から応用までを研究した。具体的には、賃貸住宅市場の均衡論的分析の計算機シュミュレータを発展させて、計量経済学的な考察へのつながりを研究してきた。シミュレーションのための計算機プログラムの発展に力をいれ、賃貸住宅市場シミュレータはかなり構成できてきた。多分、もう数年で具体的使用に耐えるシミュレータが完成されると期待している。 また計量経済学的へのつながりも明確になってきており、残る課題はそれをどこまで応用して、具体的な賃貸住宅市場のデータに応用するかである。このためには、東京近郊の通勤路線の賃貸価格調査が必要であり、その調査を現在行っている。また、理論的な研究として、効用関数の形状をどの程度許すかが問題になる。 最終年度の研究成果として、現在、住宅市場についての論文を執筆中である。本論文ではシミュレーションの結果の他に、計量経済学的な意味でどのように結果を評価するかなどに関しての成果が上がっている。しかし、まだ計量経済学的な背景の経済構造を記述していないという意味において、不十分である。この目的のため内容を拡張する必要があり、また、その計算のためにもシミュレーションが必要不可欠である。これによって、現在、執筆中の論文の貢献はより大きなものになると考えている。 以上の研究のレビューなどを受けるため、研究代表者は何度か国際集会に出席した。また筑波大学でゲーム論の国際集会を開催した。これらの集会で本プロジェクトの推進のために貴重なコメントをもらった。
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