研究課題/領域番号 |
19653048
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
宮本 真也 明治大学, 情報コミュニケーション学部, 准教授 (30386429)
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研究分担者 |
西山 哲郎 中京大学, 現代社会学部, 准教授 (10263188)
時安 邦治 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 准教授 (80386797)
谷本 奈穂 関西大学, 総合情報学部, 准教授 (90351494)
水嶋 陽子 常磐大学, 人間科学部, 准教授 (00326802)
関 嘉寛 大阪大学, コミュニケーションデザイン・センター, 助教 (30314347)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2008年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 社会学 / 科学知識 / 日常知識 / アクターネットワーク / リスク社会 |
研究概要 |
本研究において目標とするのは現代社会における科学のありかたを、公衆の理解、科学的営み、経済的市場のあいだの関係性に着目して模索することである。この目標を達成するために研究会を東京、大阪、静岡で11回開催し、研究の進捗状況を報告し合うとともに、研究情報を交換した。主要テーマは以下の通りである。 ・宮本真也「承認の忘却としての物象化」・西山哲郎「M. Callonの<co-word analysis>とは何か」 ・時安邦治「ポピュラー文化とクローン」・谷本奈穂「美容の科学-女性の身体と科学言説」 ・水嶋陽子「子育て技術の変容と祖母役割の今後」・関嘉寛「安全・安心の科学」 また、電子メールによって「Theory, Culture & Society」を発行しているTCSセンター(イギリス)、フランクフルト大学社会研究所(ドイツ)と情報交換を行い、海外における研究動向についての知見を深めた。 さらに12月例会では、明治大学情報コミュニケーション学部・石川幹人教授と大阪大学サイバーメディアセンター・菊池誠教授を招いて講演を依頼し、両氏に「科学と擬似科学の間」や、「ニセ科学」について語っていただき、理解を深めると共に、今後の我々の研究方針について多くの示唆を得ることができた。 これらの研究活動の結果として、水嶋は育児における知のあり方をめぐって、世代間に起きるコミュニケーション・ギャップの問題について聞き取り調査をし、その成果を論文として発表した。また、本共同研究のメンバーの論文を加筆修正し、年度末には「平成19-20年度科学研究費補助金(萌芽研究)成果報告書」を作成した。
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