研究課題/領域番号 |
19653052
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 大妻女子大学 |
研究代表者 |
川廷 宗之 大妻女子大学, 人間関係学部, 教授 (80276857)
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研究分担者 |
志水 幸 北海道医療大学, 看護福祉学部, 准教授 (10265100)
坪井 真 長野大学, 社会福祉学部, 准教授 (90337816)
宮嶋 淳 中部学院大学, 子ども学部, 准教授 (00454299)
杉山 克己 青森県立保健大学, 健康科学部, 准教授 (30278262)
佐々木 宰 大妻女子大学, 人間関係学部, 助手 (70445188)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2007年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 初年次教育 / 社会福祉系大学 / 社会福祉専門職 / 導入教育 / 専門職養成教育 / レディネス / 基礎演習 / 大学教育 / 福祉教育・実習 |
研究概要 |
平成19年度に調査した「初年次教育プログラムに関するカリキュラム調査」(全国84大学を対象)の結果、大学毎の教育内容や目的の差異が明らかになった。また、学生実態調査を全国8大学の学生に、入学時点(4〜5月)と12月の二度(同じ対象者)実施し、両調査結果を分析した。この結果、学生の社会福祉学習に対する意欲には一年間では大きな変化はなかったが、中には意欲が低下したと推測される傾向も見られた。 平成20年度は初年次教育プログラムを実施している大学のカリキュラムと、当該大学の初年次学生の意識との相関から、その教育効果を考察した。 1、学生意識調査 私立大学20校の協力を得たが、初期の目的で比較検討が可能な大学のみを分析した。その結果、福祉や大学の学問に関しての意識の向上は見られなかった。 2、社会福祉系4年制大学における初年次教育に関する実態調査 日本社会福祉教育学校連盟加盟校の4年制大学129校を調査対象とし、90校からの回答を得た。調査項目は、【基本属性に関する項目】【初年次教育の概要に関する調査項目】【初年次教育等の内容に関する調査項目】とした。この結果、初年次教育への取組みが一部の大学や特定の科目に偏っていることが明らかとなり、各科目の目的や初年次教育に対する認識およびその実施について、各学校(回答者)間に大きな差異が存在する現状が示唆された。 3、社会福祉系大学ヒアリング調査による教員の学生認知に関する研究 調査候補校25校とし、対象校については訪問してヒアリング調査を行った。この結果からは、教育の導入が欠かせないものと認識している教員が増加傾向にあるにもかかわらず、それに対応する教授力並びに大学のシステム及び学生像の整合性が未だとれていない現状が確認された。 今後は、個別大学等でのカリキュラムと学生の意識変化の相関関係を調査するという段階の研究になる。
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