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箱庭の砂に触れることに関する臨床心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19653077
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 臨床心理学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

川原 稔久  大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (30309356)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2008年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード箱庭療法 / 砂に触れること / PAC分析 / イメージの生成 / 主体の形成 / 身体感覚
研究概要

本研究の目的は、箱庭療法において砂に触れることが制作者にとってどのように体験されるのかを分析することにある。平成20年度は、19年度の実施した箱庭制作とPAC分析5事例に関するデータを基に以下の研究発表を行った。
1.「箱庭継続制作における砂の内的体験-箱庭制作5事例の砂に関するPAC分析から-」(日本心理臨床学会第27回大会基礎・調査研究B309発表論文集p.224筑波国際会議場2008年9月5日)においては、箱庭継続制作5事例の箱庭の特徴とPAC分析による内的体験の構造を分析し、砂に触れることが根源的自然と無限の物に触れる体験となり、それによって変容が生じ、非日常的でヌミノースな体験に開かれる可能性があることを呈示した。
2.「箱庭の砂に触れることとイメージ-作成過程の検討とPAC分析を通して-」(日本箱庭療法学会第22回大会研究発表A-2発表論文集p.71-71愛知教育大学2008年10月26日)においては、とくに1.の研究発表で砂に対するambivalentな体験を呈した箱庭継続制作2事例について、制作過程のactivityをVTRから分析し、箱庭の特徴およびPAC分析による内的体験構造との比較検討を行った。箱庭の砂に触れる体験が主体の内面に触れる体験となり、砂の動きと主体の動きが対応すること、境界とその向こう側というイメージや主体の核となる中心イメージをめぐる動きが表現されうることを呈示した。
3.「箱庭の砂に触れることに関する臨床心理学的研究」(くすの木印刷2009年3月31日発行)では、箱庭制作とその直後の自由描画について分析すると共に、本研究全体の成果として、箱庭の基盤を構成する一要因である箱庭における砂に触れることが、砂を体験する主体のあり方そのものに影響することを呈示した。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 箱庭の砂に触れることとイメージ-作成過程の検討とPAC分析を通して-2008

    • 著者名/発表者名
      川原稔久
    • 学会等名
      日本箱庭療法学会第22回大会
    • 発表場所
      愛知教育大学
    • 年月日
      2008-10-26
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 箱庭継続制作における砂の内的体験-箱庭制作5事例の砂に関するPAC分析から-2008

    • 著者名/発表者名
      川原稔久
    • 学会等名
      日本心理臨床学会第27回大会
    • 発表場所
      筑波国際会議場
    • 年月日
      2008-09-05
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [図書] 箱庭の砂に触れることに関する臨床心理学的研究2009

    • 著者名/発表者名
      川原稔久
    • 総ページ数
      149
    • 出版者
      くすの木印刷
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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