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言語的マイノリティ児童生徒のレジリエンシィに関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 19653103
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 教育社会学
研究機関帝塚山大学

研究代表者

太田 晴雄  帝塚山大学, 人文科学部, 教授 (10185275)

研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード言語的マイノリティ / ニューカマー / レジリエンシィ / 多文化教育 / バイリンガル教育 / 「失敗」研究 / 外国人児童生徒 / パラダイム転換
研究概要

言語的マイノリティ生徒の教育に関する研究は、当該生徒がなにゆえ学校において「失敗」するのか、すなわちかれらが学業上芳しくない成積をとるのは何に原因があるのかという「失敗要因」の探求に焦点化して進められてきた。本研究は、授業言語を母語としない言語的マイノリティ生徒の教育に関する研究のパラダイム転換を意味するレジリエンシィ(以下、resiliency)研究について、最近の米国における研究動向を明かにするとともに、日本における言語的マイノリティ生徒教育研究の新たな方向性を示唆することを目的としている。米国における教育分野のresihencyに関する研究成果については以下のように要約できる。resilient生徒とnonresihent生徒を明瞭に分つ要因として、教室内での状況やプロセス(たとえば、学習状況や教授方法)と動機づけに関する諸要因が明かになった。resilient生徒は自らが置かれている環境が積極的肯定的な教授および学習状涜にあると感じており、また教室内の状況についての満足度が高い。これに対して、nonresilient生徒は、教室での学習活動に困難を感じる度合いが高くなっている。このような相違は、すべての生徒にとって最適な学習環境をもたらすという点において、重要な示唆を提供するものと考えられる。日本における言語的マイノリティ生徒に関する調査においては、以上のような要因に加えて、学校や教室内における教員のサポートおよび家庭内における家族によるサポートがresiliehcyをもたらす上で重要な要因であることが確認された。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 在日外国人の教育-多文化共生への道2007

    • 著者名/発表者名
      太田 晴雄
    • 雑誌名

      国際文化研修 15

      ページ: 12-17

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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