研究課題/領域番号 |
19653105
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
天岩 靜子 信州大学, 教育学部, 教授 (60060688)
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研究分担者 |
吉田 甫 立命館大学, 文学部, 教授 (80094085)
永松 裕希 信州大学, 教育学部, 教授 (60324216)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2009年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 学習困難児 / 脳血流量 / NIRS / 教授・支援方法 / 遊び / 学習困難 / 国語 / 算数 / 教授方法 / 児童 |
研究概要 |
本研究は、非侵襲的な近赤外光イメージング装置(Near-Infrared Spectroscopy、NIRSと略す)による測定値を指標として、国語・算数に対して学習困難を示す児童を対象に、前頭前野の活性化をもたらす教授・支援方法の開発を試みることを目的として開始された。 しかし、NIRSによる脳血流量の測定は、調査場所の限定、頭部に装着するホルダーに対する違和感、頭を動かすことの制限などのために、対象児のデータを得ることが難しかった。そこで大学生を対象として、有効な教授・支援方法として意図していた、楽しさ等の「プラスの感情」を伴う言語性課題を一人で行う場合と他者と共に行う場合で、脳血流量や活性化部位にどのような差異が生じるかについて実験を行った。その結果、課題解決時には、左・右の前頭葉から側頭葉にかけての部位に血流量の増加が認められ、その程度は他者と共に行う場合に高くなることが確認された。また、質の異なる計算課題を解いた場合、難易度の高い課題において脳血流量の増加がみられたが、いずれの課題の場合も、前頭葉から側頭葉にかけての対称的な部位で高い賦活が示された。これらの結果から、学習困難児に対する教授・支援方法として、言語課題・計算課題のうち対象児がより興味を示す課題について、他者と共に「プラスの感情」を経験しながら学習をすすめることが効果的であることが示唆された。
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