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地球磁場逆転過程の記録媒体を大量発見する方法

研究課題

研究課題/領域番号 19654068
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 固体地球惑星物理学
研究機関神戸大学

研究代表者

乙藤 洋一郎  神戸大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90160895)

研究分担者 宇野 康司  岡山大学, 大学院・教育学研究科, 講師 (10510745)
板谷 徹丸  岡山理科大学, 自然科学研究所, 教授 (60148682)
糸田 千鶴  太成学院大学, 人間学部, 助教授 (80246800)
和田 穣隆  奈良教育大学, 教育学部, 准教授 (00252825)
三浦 大助  (株)電力中央研究所, 主任研究員 (50371414)
研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2009年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード古地磁気学 / エクスカーション / 熱残留磁化 / 成層火山 / 地球科学 / 地球磁場 / 火山 / 複合火山 / 地球磁場逆転 / 年代学 / 地球磁場強度
研究概要

昨年度までの研究で、「亀ヶ岡の火山噴出には地磁気エクスカーションが記録されている」と結論はしたので、エクスカーション時の地球磁場変動の詳細を求めることを今年度の研究目的とした。
(A)調査・岩石採集:2008年度に岩石試料を求めた標高90mのNM35-1層準の下部から海面までの溶岩層の9層と、標高150mでやや離れた地点の溶岩層(NM50)について、古地磁気研究のために試料採取をおこなった。
(B)古地磁気学:溶岩層の10層準について熱消磁と交流消磁を行ない、岩石の残留磁化を測定した。海抜0mのNM41,NM44は偏角=170度、伏角=-35度の逆帯磁を示した。標高20mのNM47でも偏角=170度、伏角=-35度の逆帯磁を示し、亀ヶ丘の最下郎は安定した逆磁極期であることがわかった。標高150mのNM50では、偏角=110度、伏角=38度と正帯磁であるものの、標高90mの溶岩層と同様の異常な磁化方向を求めることができた。亀ヶ丘の中腹部は、エクスカーションの時期にあたることがわかった。
(C)過去3年間の古地磁気学と年代学から、亀ヶ丘の連続溶岩に記録されたエクスカーションを次のようにまとめることができる。[あ]6.5Maころのエクスカーションである。[い]8層準の溶岩層に、偏角=110度、伏角=38度から偏角=21度、伏角=77度の方向を示す異常な磁場変動を示した。[う]磁場方向から磁極を求めると、エクスカーションの期間、磁極は経度310度上を移動している。[え]亀ヶ丘のクスカーションの間の磁極移動経路は、従来世界の堆積物に記録されているエクスカーションの経路と一致する。
(D)この研究から、成層火山を対象として古地磁気学と年代学の研究を行えば、エクスカーションの記録を手に入れることができると、結論することができた。

報告書

(3件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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