研究課題/領域番号 |
19655001
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
星野 勝義 千葉大学, 大学院・融合科学研究科, 教授 (50192737)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | ビオロゲン / ナノ・マイクロワイヤー / ナノ・マイクロチューブ / 電気化学 / ミセル電解法 / 酸化還元 |
研究概要 |
本研究は、電子受容性試薬として、そしてエレクトロクロミック化合物として最も著名な物質であるビオロゲンのナノ・マイクロワイヤー/チューブを2つの電気化学的手法の巧妙な組み合わせによって創製しようとするものである。 平成19年度は、ビオロゲン膜が電位印加によってナノ・マイクロワイヤー/チューブへと形態変化をする駆動力が明らかとなった。平成20年度は、交付申請書の「研究目的」及び「研究計画」に従ってナノ・マイクロワイヤー/チューブ形成に関する機構論的モデルを構築し、その結果についての論文発表を行った。またこのモデルに従えばナノ・マイクロワイヤー/チューブ構造の形成は必ずしも電気化学刺激を要せずとも、均一系化学反応でも実施可能であることか予見された。そこで均一系での化学反応を利用した検討を行ったところ、ビオロゲンマイクロワイヤーが形成されることが判明した。このことは、簡便な手法で大量のビオロゲンナノ・マイクロワイヤー/チューブが得られることを示しており新たなプレイクスルーとなる。現在この反応を利用した検討とそのデバイスへの応用を検討している。 また、本研究を遂行している途中で、ある種のビオロゲンを用いた場合、生成する構造物はナノ・マイクロサイズの微粒子であり、目視では紙のような光散乱性の白色膜となることが見出された。そして、この白色膜は電解刺激により可逆的に消失することが判明した。これは新たなるビオロゲン化合物のエレクトロクロミック特性となるので、ディスプレイや電子ペーパー分野に寄与できるものと考え論文投稿を行った。
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