研究課題/領域番号 |
19655013
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
高田 十志和 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (40179445)
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研究分担者 |
小山 靖人 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (10456262)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2009年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2008年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | ロタキサン / 分子モーター / インターロック分子 / 中和反応 / ポリロタキサン / 一方向移動 |
研究概要 |
ロタキサン分子を基盤とする新しい機能性分子設計と戦略的な合成法によるリニア分子モーターの基本動作系の構築と、新しい研究領域・分野をつくることを目的に、新規なロタキサン分子の合成とそれらの特性評価を行った。その結果、(1)クラウンエーテル-アンモニウム塩型ロタキサンの2級アンモニウム塩部位を3級アンモニウム塩へ変換する手法の開発や、(2)その3級アンモニウム塩型ロタキサンの中和反応を通して、ロタキサンコンポーネント間の運動性や相互作用の制御が可能となった。また(3)修飾シクロデキストリン型ポリロタキサンの不均一反応系を利用した戦略的合成法の開発によって、構造明確な修飾ポリロタキサンが簡便に得られるようになったため、これを利用して(4)グラフトポリロタキサンと総称した新概念の高分子を合成し、グラフト鎖と主鎖間の特異な回転特性を評価した。以上の結果から、輪成分の並進あるいは回転運動を制御できるようになり、分子モーターの基本動作系として利用できることが明らかとなった。
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