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細胞機能を制御する分子の創製

研究課題

研究課題/領域番号 19655059
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 生体関連化学
研究機関東京大学

研究代表者

佐藤 守俊  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (00323501)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2007年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード疾患細胞 / 細胞ターゲティング / プローブ / 早期診断 / 早期治療 / 動脈硬化 / スカベンジャー受容体 / マトリクスメタロプロテアーゼ
研究概要

特定の細胞を狙って薬物等を送達すること,すなわち細胞ターゲティングは,副作用のない疾患治療や,病変部位の早期発見など広範に応用できる重要なテクノロジーである.本研究では,ケージド分子プローブという新しい概念に基づく疾患細胞の高選択的ターゲティング法を提案する.
我々は,活性化マクロファージや癌細胞など多くの疾患細胞において,細胞表面タンパク質に加えてマトリクスメタロプロテアーゼの発現が亢進していることに着目した.つまり,特定のマトリクスメタロプロテアーゼによって切断された場合のみ,細胞表面タンパク質と結合可能になるように分子プローブをデザインすれば,それは疾患細胞に対してより高い選択性を獲得すると考えた.平成20年度においては,平成19年度までに開発したケージド分子プローブについて,培養細胞をもちいて検討を行い,当該ケージド分子プローブがマトリクスメタロプロテアーゼによって切断された場合のみ,スカベンジャー受容体を発現する細胞に選択的に取り込まれることを示した.続いて,正常細胞(単球)を分化させたマクロファージ,疾患状態に誘導した炎症性マクロファージを用いて検討を行い,本研究でのケージド分子プローブが疾患状態に誘導した炎症性マクロファージに特異的に取り込まれることを示した.

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Accurate Targeting of Activated Macrophages Based on Synergistic Activation of Functional Molecules Uptake by Scavenger Receptor and Matrix Metalloproteinase2008

    • 著者名/発表者名
      H. Suzuki, M. Sato and Y. Umezawa
    • 雑誌名

      ACS Chemical Biology 3

      ページ: 471-479

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] ケージド分子プローブに基づく疾患細胞の高選択的ターゲティング2008

    • 著者名/発表者名
      鈴木秀幸,梅澤喜夫,佐藤守俊
    • 学会等名
      第57回高分子学会年次大会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2008-05-28
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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