研究課題/領域番号 |
19656113
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
宮本 文穂 山口大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (10093535)
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研究分担者 |
河村 圭 山口大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (70397991)
水野 裕介 山口大学, 大学院・理工学研究科, 講師 (00396772)
中村 秀明 山口大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (20207905)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 社会基盤構造物 / ライフタイムマネジメント / 知的構造物 / データベースシステム / ヘルスモニタリング / バーチャルリアリティ(VR) / インフラドクタ / 資格制度 |
研究概要 |
本研究は、マルチメディアバーチャルリアリティ(VR)技術、インテリジェントモニタリング技術などの最新情報処理技術を援用して、社会基盤構造物の計画、設計からこれらが耐用年数を迎えるまでの診断、対策立案に全責任が持てる、統合型ライフタイムマネジメント戦略各と世界最高水準の研究者・高度技術者(インフラドクタ)育成制度の創成が重要と考え、制度の提言を行うことを目的としている。最終年となる平成20年度は、前年度(平成19年度)に開発したシステムの実用化を行うとともに国際的なインフラドクタ制度の創成を試みた。そのため、以下の項目について種々の検討を行った: (1)インテリジェントモニタリングシステムの動作確認と機能改良:平成19年度に開発したヘルスモニタリングシステムの検証実験を行うため、社会基盤構造物の置かれる条件の違いについても確認することを目的に、日本、フィンランド両国でそれぞれ実施した。(2)技術者教育用マルチメディアVRシステムとの統合:構造物に発生する様々な損傷状態を擬似的に体験したり、診断の思考プロセスを臨場感を持って仮想的に体験することが可能な、マルチメディアVRシステムとの統合を行いインフラドクタ育成制度への利用を試みた。(3)既存システムを組合わせたシステムインテグレーションの実行:2年間にわたって開発した種々のシステムと既存のシステムを統合した次世代ライフタイムシステムの構築及びインフラドクタ育成制度の創成を行うとともに、実用化のための検証試験を行い、世界各国での利用を促進した。そのために、日本、フィンランド両国においてWorkshopを開催し、ニューズレターを発行してシステムおよび制度の普及を進めた。
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