研究課題/領域番号 |
19656140
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
持田 灯 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00183658)
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研究分担者 |
小野田 泰明 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00185654)
吉野 博 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30092373)
渡辺 浩文 東北工業大学, 工学部, 准教授 (60247236)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2009年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2008年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 都市環境 / 都市デザイン / 人の動き / 実測 / CFD / 被験者アンケート / 温冷感 / 人体熱収支 / 温熱環境 / ビオトープ / 水辺空間 |
研究概要 |
1.人の動きの分布のデータ分析2008年度に実施したビオトープ内における人の動きの分布調査のデータ並びに同時に行った物理環境測定、温熱快適性に関するアンケート調査結果のデータを引き続き分析した。ここではアンケート調査結果と物理環境要素の比較だけでなく、人の活動に深く関わりのある人体熱収支(対流、放射、蓄熱、発汗、代謝量、仕事量、人体の蓄熱量)に着目し、人の温冷感に影響を与えるのは顕熱成分(人体からの対流による放散量と放射成分による流入量の合計値)の大きさだけでなく、対流、放射のバランスが重要であることが明らかとなった。 2.人のactivityを考慮した都市空間のシミュレーションの開発また上記で示した分析を行うと同時に風洞実験により、歩行者群の総体としての空力特性や流れ場への影響に関する基礎データを取得し、歩行者群の流体力学的影響を記述する新たなCFDモデルを開発し、風洞実験との結果に基づきモデルを最適化した。 3.新たな都市環境デザインの提案1.の結果を踏まえて、CFD技術を応用して人体熱収支の各成分を算出し、緑地や水面の配置による物理環境要素の変化が、人体熱収支の変化を通じて屋外空間の温熱快適性に及ぼす影響を系統的かつ定量的に分析する方法を開発した。さらにこれを用いて、人の活動によって変化する人体の熱収支の構成要素と屋外における土地被覆等の諸条件の変化によりもたらされる物理環境の変化が人間の温熱快適性に与える影響の寄与度を考慮した環境デザインのための手法を考案した。 4.まとめ以上の様に、人の動きだけでなくそれに大きく関係する人間の温熱快適性に着目し、実測、アンケート調査を行い、人のactivityに関係する要因を抽出することができた。またその結果から新たな環境デザイン提案までに至り、萌芽研究としての当初の目標を達成することができたと考えている。
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