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脳活動計測による音空間認知の学習メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 19656142
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 建築環境・設備
研究機関明治大学 (2008)
東京大学 (2007)

研究代表者

上野 佳奈子  明治大学, 理工学部, 講師 (10313107)

研究分担者 伊勢 史郎  京都大学, 工学研究科, 准教授 (20211732)
竹本 由紀子 (能田 由紀子)  株式会社国際電気通信基礎技術研究所, 認知情報科学研究所, 研究員 (60374104)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2008年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード認知科学 / 脳活動計測 / f-MRI / 学習過程 / 空間認知 / 方向定位 / 頭部伝達関数 / バーチャルリアリティ
研究概要

建築環境分野において、“環境への適応"や“認知における学習"という時変的な要素をヒトのモデルに取り入れることは、重要な課題である。この課題に対するアプローチとして、本研究では聴覚空間認知における学習のメカニズムを実証的に解明することを目的とし、fMRI(機能的磁気共鳴画像)を用いた脳活動計測を行った。すなわち、聴覚空間認知の一局面として音源定位(音源の方向を特定する行為)に着目し、頭部伝達関数を用いて構築した音響VR空間内で音源定位タスクを遂行する状態で、脳画像を撮像した。研究期間の二年度目にあたる本年度(平成20年度)は初年度に検討した実験条件のもとで、音源探索のタスク遂行および技能獲得(学習)時の脳血流量の変化をfMRIを用いて計測し、タスク遂行のための技能獲得に関与する神経回路の変化を調べた。以下、具体的内容を示す。
(1)予備実験による実験方法の決定:
fMRI撮像環境下での技能の向上の速さやそれに伴う脳活動の変化を調べ、実験方法としては、MRI装置外での訓練を挟んで学習前後の脳活動の差を検証する実験を行うこととした。
(2)脳活動計測本実験:
統計解析に必要な数の被験者(16名)に対して実験(脳活動計測)を行い、fMRIデータを得た。
(3)実験データの解析と解釈:
fMRIデータの解析を行った結果、左の中側頭回(BA21:通称聴覚連合野)と左右の前頭弁蓋下部(BA44:左側は通称ブローカ野)において、学習前後の脳活動に統計的に有意な減少が観測された。この結果の考察から、聴覚情報による空間認知の学習に関与する脳活動及び学習に伴うその変化を示した。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 仮想聴空間における音の定位の学習が実空間での定位に及ぼす影響2007

    • 著者名/発表者名
      土屋はるひ, 伊勢史郎, 上野佳奈子, 大谷真
    • 学会等名
      日本音響学会秋季研究発表会
    • 発表場所
      山梨大学
    • 年月日
      2007-09-20
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 音の定位における能動的学習の効果2007

    • 著者名/発表者名
      上野佳奈子, 伊勢史郎
    • 学会等名
      日本音響学会秋季研究発表会
    • 発表場所
      山梨大学
    • 年月日
      2007-09-20
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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