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海洋における砂輸送モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19656234
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 船舶海洋工学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

馬場 信弘  大阪府立大学, 工学研究科, 教授 (10198947)

研究分担者 北浦 堅一  大阪府立大学, 工学研究科, 講師 (00081399)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード海洋工学 / 海洋物理 / 環境技術 / 環境予測 / 海洋科学 / 砂 / 粒子 / 輸送モデル
研究概要

II.砂粒子系の状態変化の定量化とその影響の解析
砂粒子系の状態変化を定量化する方法の一つとして初年度開発した画像計測システムを3次元的な方法に拡張し,異なる色のスリット光線を照射した断層画像から3次元的なRGB情報を取り出す方法を開発した.断面による定性的な違いは認識できるようになったが,異なる断面間のデータの干渉が小さくなく,定量的に分離するには至らなかった.
III.砂粒子系のためのSGS応力モデルの開発
初年度開発した固液2層流の計算方法に,砂の状態変化に合わせて,SGSモデルの拡散係数を変化させるモデルを提案し,砂山まわりの流れについて,計算を行った.その結果,砂山の表面から砂粒子群が流動化し,山の頂点から剥離した流れによって輸送されて拡散する状態を計算によって再現することができた.砂粒子群の分布を実験の結果と比較すると,流動化,輸送,拡散の状態は定量的にもよく一致しているが,その後,沈降,堆積する過程が計算ではうまく再現できていないことが分かった.計算法の定式化に重力の影響はもちろん考慮されているが,分散相(砂粒子群)と連続相(水)の速度ベクトルが平行であるという仮定に砂粒子群の沈降が抑制されていることがその原因ではないか考えられた.そこで,サブグリッドのスケールにおける砂粒子群の沈降過程は,グリッド上では逆拡散過程であるため,数値的に不安定とならないような,離散的なモデルを提案し,これを砂山周りの計算に組み込んだところ,沈降過程が再現でき,定性的にではあるが,本モデルの有効性を確かめることができた.

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 海洋における砂輸送に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      足立幸一, 片山卓也, 馬場信弘
    • 学会等名
      日本船舶海洋工学会講演会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2008-11-12
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] 海洋における砂輸送に関する研究-有限体積法による砂粒子の挙動に関する計算-2007

    • 著者名/発表者名
      浦部 英一郎, 池田 麻由, 馬場 信弘
    • 学会等名
      日本船舶海洋工学会講演会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2007-11-12
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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