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ケミカルリサイクル可能な新型ポリウレタンフォームの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19656242
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 リサイクル工学
研究機関福井大学

研究代表者

橋本 保  福井大学, 工学研究科, 教授 (00198681)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード高分子合成 / 高分子材料 / リサイクル / ウレタン / 分解性材料 / フォーム / 自動車シート / アセタール結合 / ケミカルリサイクル / ポリウレタン / エラストマー / アセタール / 分解
研究概要

本研究では,ポリウレタンフォームの最も一般的な原料ポリオールであるポリプロピレングリコールの末端を申請者が開発した反応プロセスにより修飾し,アセタール基を介してヒドロキシ基を導入したポリプロピレングリコールを合成した。今年度は、実際に自動車シートを試作することを目的に,多量のアセタール化ポリオールを合成できる大容量スケールで反応を行った。こうして得られたアセタール基を介して末端にエステル基を有するポリプロピレングリコールの末端エステル基をアルカリ加水分解し,アセタール基を介してヒドロキシ基を導入したポリプロピレングリコールを得た。自動車シート製造メーカーの協力を得て,実際のシート製造工場の金型を利用し実用サイズの自動車用ウレタンフォーム材料を試作した。得られたフォームは,密度,硬さ,反発弾性率,引裂強度などの物性値がアセタール結合を持たないポリオールから製造されたフォームと同程度であり,実用レベルの物性を有していることがわかった。さらにその試作品のヘッドレスト部分を酸の作用により室温で加水分解し,約80重量%の収率で原料のプロピレングリコールが再生,回収できることを見い出した。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] アセタール結合を有するポリウレタンフォームの合成とそのケミカルリサイクル2008

    • 著者名/発表者名
      橋本保
    • 雑誌名

      高分子 57

      ページ: 350-353

    • NAID

      10021119352

    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Poly(tetramethylene Ether)Glycol Containing Acetal Linkages: New PTMG-Based Polyol for Chemically Recyclable Polyurethane Thermoplastic Elastomer2008

    • 著者名/発表者名
      橋本 保, 森 拓明, 漆崎美智遠
    • 雑誌名

      Journal of Polymer Science, Part A: Polymer Chemistry 46

      ページ: 1893-1901

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 分解性ポリアセタールソフトセグメントを有する熱可塑性ポリウレタンエラストマーの合成と性質2008

    • 著者名/発表者名
      橋本 保, 三澤蔵充, 漆崎美智遠
    • 雑誌名

      高分子論文集 65

      ページ: 178-184

    • NAID

      10021119976

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] アセタール結合を有するポリウレタンフォームおよびポリウレタンエラストマーの合成とそのケミカルリサイクル2008

    • 著者名/発表者名
      漆崎美智遠, 阪口壽一, 橋本保
    • 学会等名
      高分子学会高分子討論会
    • 発表場所
      大阪市立大学杉本キャンパス
    • 年月日
      2008-09-26
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] アセタール結合を有するポリウレタンフォームのケミカルリサイクル : 分解挙動とポリオールの再生2008

    • 著者名/発表者名
      漆崎美智遠, 阪口壽一, 橋本保
    • 学会等名
      高分子学会年次大会
    • 発表場所
      パシフイコ横浜
    • 年月日
      2008-05-28
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書
  • [学会発表] アセタール結合を有するポリウレタンフォームの合成とそのケミカルリサイクル2007

    • 著者名/発表者名
      漆崎美智遠, 阪口壽一, 橋本 保
    • 学会等名
      高分子学会年次大会
    • 発表場所
      国立京都国際会館
    • 年月日
      2007-05-29
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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