研究課題/領域番号 |
19657003
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
遺伝・ゲノム動態
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研究機関 | 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構(新領域融合研究センター) |
研究代表者 |
中島 玲子 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構(新領域融合研究センター及びライサイエンス統合データベースセンター), 新領域融合研究センター, 融合プロジェクト特任研究員 (50372595)
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研究分担者 |
柳原 克彦 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構, 新領域融合研究センター, 融合プロジェクト特任研究員 (20362543)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2008年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | RNA / 点変異 / トランスポゾン |
研究概要 |
本知の遺伝子変異を検出するには、変異部位のシークエンス情報を用いない検出法が必要となる。このため、転移産物に対してアダプター配列つきoligo(dT)プライマーにより逆転写反応を行い、その後Muプライマーとアダプタープライマーを用いてPCRを行うことにより、Muの挿入された部位をMu配列とともに増幅できるかどうか検討した。分裂酵母のade6-M375アリルについては、すでに予備実験でRT-PCRによる検出が可能であることを確認しているが、PCRによる検出システムに比べ、実験条件により再現性が左右されるため、さらに詳細な条件検討を進めた。その後、前年度に行った線虫のRNA編集部位について、同様にRT-PCRによる検出を試みた。既知のRNA編集部位については、本方法により3つの変異部位のうち1つを検出できた。これにより、よりゲノムサイズの大きい材料を用いても、本方法により変異部位の同定が可能であることが示された。一方3つの部位のうち、1ヵ所しか検出できなかったことについては、変異部位の周辺配列や、分裂酵母に比較してより複雑なゲノム構造を持つことによる影響が予想される。この結果をふまえ、今後、より高等な生物種由来のゲノムDNAをスタート材料として用いる場合を想定して検討をしていく必要がある。
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