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種子の脂肪性およびデンプン性を決定する分子機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 19657020
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 植物生理・分子
研究機関基礎生物学研究所

研究代表者

西村 幹夫  基礎生物学研究所, 高次細胞機構研究部門, 教授 (80093061)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2008年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードシロイヌナズナ / 脂肪性種子 / デンプン性種子 / ペルオキシン / RNAi制御変異株 / ペルオキシソーム / RNAi抑制変異株
研究概要

植物の種子は主として脂肪を蓄積する脂肪性種子、デンプンを蓄積するデンプン性種子に大別される。シロイヌナズナは脂肪性種子であるが、その変異株の中にデンプンを蓄積する変異株が得られている。その原因遺伝子はPex16であり、ペルオキシソームの形成因子のひとつである。種子の脂肪性とデンプン性を決定する分子機構を明らかにするため、Pex16の機能解析を進めるとともに以下に示す形質転換体株を用いた解析を行った。
1.Pex16のRNAi変異株を用いた解析
Pex16発現量を減少させたRNAi抑制変異株作製したところ、ペルオキシソームは数が減少するとともに巨大化した。この巨大化したペルオキシソーム集合体ではなく、個々のペルオキシソームが巨大化していた。
この巨大化したペルオキシソームには内部に空胞状の構造物が観察され、激しく運動していた。このペルオキシソームの空胞の形態及び数は生育、条件、組織によって大きく異なっていた。この空胞のペルオキシソームにおける役割を明らかにするため、EMS処理したPex16-RNAi株から空胞をもたない範囲株をスクリーニングしている。
2.Pex16i変異株の種子の形態学的解析
Pex16i欠損変異株の種子ではペルオキシソームが欠損し、貯蔵脂肪が少するとともに、デンプン粒子含むプラスチッドが出現した。しかしながらこの種子は発芽することができないことが判明した。Pex16i抑制株の種子ではデンプン粒を含むプラスチッドは存在せず貯蔵脂肪の減少もみられなかった。
3.Pex16-GFP過剰発現株を用いた解析
Pex16-GFPを過剰発現するシロイヌナズナを作製した。この形質転換体ではペルオキシソームが巨大化しており、このペルオキシソームの巨大化は多くのペルオキシソームが集合体を形成していることが明らかとなった。この形質転換体を親として、デンプンを蓄積する変異株及び蛍光の局在が異なっている変異株をスクリーニングしている。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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