• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

渡りの脳内分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19657025
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 動物生理・行動
研究機関名古屋大学

研究代表者

吉村 崇  名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 准教授 (40291413)

研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード行動学 / ウズラ / 渡り / マイクロアレー
研究概要

鳥類の渡り行動を制御する脳内制御機構は謎に包まれていたが、最近渡り行動を制御すると考えられる脳の領域が報告された。また、近年様々な生物種においてゲノム情報が解読され、ゲノムワイドな網羅的解析が可能となった。それに伴い、個々の遺伝子の働きを一つずつ調べる従来の分子生物学から、全ての遺伝子の動きを網羅的に観察し、生命をシステムとして理解しようとするシステム生物学へとパラダイムシフトがおこった。ウズラは渡り鳥として知られているが、研究代表者らは最近ウズラにおいてニワトリのマイクロアレイが利用できることを明らかにした。そこで、本研究ではまずウズラの渡りについての性質を行動学的な観点から明らかにすることを目的とした。
春に孵化した雌雄のウズラを屋外の飼育小屋で自然光のもとで飼育した。7月から一ケ月に数回ずつウズラの行動を小動物用動画記録システムによって記録した。7〜9月にかけて活発に産卵する様子が確認された。10月以降は産卵数が減少したものの、当初予想した夜間の活動量の増加は確認されず、zugunruhe(渡りのいらだち行動)も観察されていない。
ウズラにおいてzugunruheの有無を議論するためには引き続き冬季にも行動を観察する必要があるが、ウズラは渡り鳥であるものの、多くの鳥のように上空を飛ぶわけではないため、夜間は渡りをしない可能性も考えられた。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi