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脊椎動物の発生拘束を担う遺伝子群の同定とその役割

研究課題

研究課題/領域番号 19657067
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 発生生物学
研究機関京都大学

研究代表者

瀬原 淳子  京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (60209038)

研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2007年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
キーワード発生拘束 / 脊椎動物 / 動物ゲノム / 進化 / 遺伝子発現
研究概要

本研究では、発生と進化の関係性を説明した発生砂時計モデルの検証を目標としている。発生砂時計モデルでは、脊椎動物の発生中期には拘束の強い、進化的に最も保存されたファイロティピック段階と呼ばれる胚段階が存在するとされている。これまで我々は、これまでにマウス胎仔の発生段階別ESTデータを用いて、vertebrate ancestor indexを算出し、その値がもっとも高くなるステージをE8.5前後とした。本年度は、マウス胎性7.5, 8.5, 9.5, 10.5においてより高い精度での遺伝子発現情報を得るため、マイクロアレイを用いて網羅的な解析を行った。また、公共の各種(ゲノム、GeneOntologyなどの)データベースから最新の情報を取得し、大型計算機により様々な生物種の配列情報を解析することで、マウス胚発生において進化的に保存された胚段階の解析を行った。これによりマウス胎性8.5日から9.5日にファイロティピック段階が存在しうるという、これまでのESTによる解析結果と矛盾しない結果を得た。また、原始脊椎動物が起こしたと考えられるボディプランの大きな変革が、胎性8.5-9.5日に痕跡として残っている可能性も示唆された。これらの結果は、発生砂時計モデルをゲノムレベルで支持するだけでなく、当該分野において分子レベルでの新たなアプローチの有用性を示すものである。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 進化と胚発生の関係は?〜発生砂時計モデルの検証〜2007

    • 著者名/発表者名
      入江直樹、瀬原淳子
    • 学会等名
      BMB2007(第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会大会合同大会)
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2007-12-11
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 発生砂時計モデルは正しいのか?-マウス胚におけるファイロティピック段階と左右相称動物に関連した胚段階の同定-2007

    • 著者名/発表者名
      入江直樹、瀬原淳子
    • 学会等名
      第40回日本発生生物学会・第59回日本細胞生物学会合同大会
    • 発表場所
      福岡国際会議場
    • 年月日
      2007-05-30
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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