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樹木の耐風性獲得メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 19658063
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 林学・森林工学
研究機関独立行政法人森林総合研究所

研究代表者

後藤 義明  独立行政法人森林総合研究所, 気象環境研究領域, チーム長 (20353683)

研究分担者 鈴木 覚  独立行政法人森林総合研究所, 気象環境研究領域, 主任研究員 (50353735)
吉武 孝  独立行政法人森林総合研究所, 企画部, 主任研究員 (00353912)
研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2009年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2008年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード耐風性 / 風衝樹 / 偏形樹 / カラマツ / 圃場実験 / 風衝地
研究概要

本研究は、風衝地に見られる樹木の偏形を耐風性の獲得と位置づけ、偏形をもたらす風条件と偏形が生じる過程を定量的に明らかにすることを目的としている。本年度は昨年度に引き続き、人工的に風衝地を再現するため、送風機によって苗木に風を当て、形態や成長量の変化をみる圃場実験を行うとともに、偏形をもたらす強風条件を明らかにするため、偏形樹が存在する風衝地で気象観測を行った。
圃場実験では、実験開始よりほぼ1ヶ月おきに苗木の軸長および地際直径を測定するとともに、写真(上および側面から)を撮影した。軸長および地際直径はどの実験区でも実験開始から約5ヶ月間は増加を続けた。軸長と地際直径の相対成長量を対照区と比較したところ、対照区と有意な差は見られず、風を当てることで成長量に変化が出ることはく、枯死することもなかった。写真から判読した枝葉の投影面積を比較したところ、実験開始後の1~2ヶ月で風下側の占める割合が大きく増加し、対照区との間に有意な差が見られた。
風衝樹が成育する長野県鉢伏山での気象観測の結果、7月に南風が強くなる傾向があり、これが偏形樹の形成に影響していると考えられた。

報告書

(3件)
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 送風実験によるカラマツ風衝樹作成の試み2010

    • 著者名/発表者名
      後藤義明、鈴木覚、吉武孝
    • 雑誌名

      関東森林研究 61(掲載確定)

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 送風実験による風衝樹作成の試み2009

    • 著者名/発表者名
      後藤義明、鈴木覚、吉武孝
    • 学会等名
      日本森林学会関東支部大会
    • 発表場所
      国立女性教育会館(埼玉県)
    • 年月日
      2009-10-23
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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