研究課題/領域番号 |
19658073
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
渡邊 良朗 東京大学, 海洋研究所, 教授 (90280958)
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研究分担者 |
新井 崇臣 東京大学, 海洋研究所, 准教授 (70323631)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2009年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 耳石 / 二次核 / 日輪構造 / 微量元素 / 初期生態 |
研究概要 |
2007年の5月から9月にかけて、沖縄県石垣島で採集した着底直前のイソフエフキ52個体の二次核の形成時期や構造の違いを左右の扁平石で調べた。全ての個体に1~6つの二次核が確認され、その多くは耳石後方軸から下方軸周辺に位置した。二次核総数の平均は約3で、採集月による違いは認められなかった。多くの個体で16-17日齢時に第1二次核が形成された。最終二次核形成日は5月採集個体では25-28日齢、7月採集個体では24日齢と着底直前まで形成されることが明らかになった。二次核形成日と水温変化との間に明瞭な関係は認められなかった。したがって、イソフエフキの二次核形成のタイミングは水温変化よりも、仔魚の発達段階に依存していることがわかった。 マアジの二次核形成開始後の稚魚の耳石形態に顕著な採集群間の差が見出され、各群の耳石の形態的特徴と発生時期や海域を対応付けた。二次核構造との直接的な対応ではないが、二次核形成後、すなわち稚魚への変態後に流れ藻などに付随して集群する発生段階の環境が、耳石の形態的特徴を決定していると考えられた。
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