研究課題/領域番号 |
19659023
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
創薬化学
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研究機関 | 長崎大学 (2008-2009) 九州大学 (2007) |
研究代表者 |
田中 正一 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (00227175)
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研究分担者 |
土井 光暢 大阪薬科大学, 薬学部, 教授 (10183500)
伊東 祐二 鹿児島大学, 工学部, 准教授 (60223195)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2009年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2008年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ジ置換アミノ酸 / 配座固定ライブラリー / 免疫制御分子 / ペプチド / 3次元立体構造 / リード化合物 / 環状アミノ酸 / ヘリックス |
研究概要 |
環状ジ置換アミノ酸よりなる配座固定ペプチドライブラリーを構築して、免疫補助刺激分子を制御するシード分子を探索し、ヒット化合物の3次元立体構造解析と新たなリード化合物の分子設計へと繋げていくことを最終目的とした。研究は、1.環状ジ置換アミノ酸よりなる配座固定ペプチドライブラリーの構築。2.環状ジ置換アミノ酸ライブラリーを利用した免疫制御分子の探索。3.ヒット化合物の3次元立体構造解析と新たなリード化合物の分子設計により進めた。項目1のアミノ酸カップリングで障害にあたったが構造を変換することで解決した。 1. 環状ジ置換アミノ酸よりなる配座固定ペプチドライブラリーの構築:Fmoc保護された環状アミノ酸をL-アミノ酸中に導入した短鎖ペプチドを合成する条件を検討し、効率の良いものにした。また、配座固定ペプチドライブラリーの構築を固相としてランタンを用いて行う方法についても検討した。実験の結果、6員環アミノ酸のカップリングは、5員環アミノ酸に比較して進行が遅いことが分かった。 2. 環状ジ置換アミノ酸ライブラリーを利用した免疫制御分子の探索:6員環ジ置換アミノ酸短鎖ペプチド・ライブラリーの構築は、現在の反応条件では難しいことが分かった。しかし、5員環アミノ酸はライブラリーへ導入しやすいことがわかったので、5員環アミノ酸にてライブラリーを構築すれば計画が可能であると考えられる。 3. 3次元立体構造解析:合成した環状アミノ酸ペプチドより単結晶を作成し、X線結晶解析により3次元立体構造を調べ、ライブラリー中のペプチドの3次元構造の基礎知見を得た。
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