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免疫抑制レセプターgp49B/LILRB4の新機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19659064
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関東北大学

研究代表者

高井 俊行  東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (20187917)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2008年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2007年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード免疫制御 / 抗原提示 / 抑制受容体 / 移植免疫 / 炎症
研究概要

gp49Bおよびそのヒト相同分子LILRB4は, 樹状細胞(DC)の末梢性免疫寛容の維持に大きく貢献している可能性が代表者らの最近の研究により強く示唆される免疫抑制レセプターである. 近年, 免疫細胞の機能制御に関わる多様なレセプターが同定され, 様々な免疫反応の制御に重要な役割を演じていることが明らかになってきている. Ig-like receptor分子群がその中で主要なファミリーを形成しており, これにはFcreceptor, leukocyte Ig-like receptor(LILR), paired Ig-like receptor(PIR)などが含まれ, DC上では活性化型と抑制性のレセプターが共に発現し, DCの機能をそれぞれ正または負に制御する. これらのレセプターによる寛容誘導性DC(tolerogenic DC)の分化制御機構, 寛容維持の機構について分子レベルで活発な展開がスタートしようとしているのが世界的潮流である. 本年度の研究ではこの寛容誘導性DCの分子メカニズムにおいて, 世界で初めてgp49Bの関与を証明し, その機構を, gp49Bに結合するT細胞上のインテグリンv3を含めたリガンドとの相互作用によることを明確に示した. これにより, DC, 更には骨髄系細胞上のgp49BおよびLILRB4などがT細胞や他の細胞上のリガンドとの相互作用を経て免疫制御を行っていることを利用した免疫制御方法の開発, および免疫病の治療方法の開発に道を拓くことになった.

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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