研究課題
挑戦的萌芽研究
本年度はこれまでの研究成果を踏まえ、癌細胞株および癌組織で高頻度に発現上昇する遺伝子として同定した複数個の癌特異的な治療標的候補分子(標的分子)の機能解析を進め、創薬スクリーニングモデル構築に向けた基盤アッセイ系の基礎検討を以下の項目を中心に進めた。(1)各標的分子をコードする遺伝子を導入した細胞を用いて細胞表現型を観察し、各種発現情報解析による標的分子の下流・関連遺伝子の探索を行った。(2)HJURP、WDHD1の各分子の組み換え細胞の抽出蛋白を免疫沈降法と質量分析法を併用して解析し、標的分子における癌化に関わる蛋白修飾変動や標的分子と相互作用する蛋白群を同定した。(3)各種標識された標的分子を発現する細胞株を用いて、標的分子の動態(発現と細胞内局在の変化)およびそれが及ぼす細胞形態変化を観察した。(4)各標的分子の発現細胞をマウスに移植して、同定した分子経路がin vivoの系で成立するかを確認した。以上により、新規薬用化合物等のhigh throughput screening系構築に必要な標的分子機能の迅速・高感度検出系の構築を実施した。
すべて 2010 2009 2008 2007 その他
すべて 雑誌論文 (17件) (うち査読あり 16件) 学会発表 (9件) 図書 (5件) 備考 (3件)
Clin Cancer Res 16
ページ: 226-239
分子呼吸器病「呼吸器病学TOPICS2009」(先端医学社)
ページ: 50-53
Cell 137
ページ: 485-497
Gastroenterology 137
ページ: 188-198
Chin Cancer Res 14
ページ: 2363-2370
Cencer Sci 99
ページ: 1448-1454
Int J Cancer 123
ページ: 2616-2625
Int J Cancer 122
ページ: 587-594
Gen Thorac Cardiovasc Surg 56
ページ: 43-53
Cancer Res 67
ページ: 11601-11611
ページ: 8544-8553
ページ: 5117-5125
Clin Cancer Res 13
ページ: 6624-6631
Cancer Sci 98
ページ: 1902-1913
ページ: 1803-1808
Proc Jpn Acad, Ser B, Phys Biol Sci 83
ページ: 205-214
J Proteome Res 6
ページ: 3475-3483
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/nakamura/daigo/cv_daigo.html
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/nakamura/daigo/main_daigo.html