研究課題/領域番号 |
19659118
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
木下 茂美 大阪大学, 生命機能研究科, 寄附講座准教授 (70397652)
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研究期間 (年度) |
2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | ウイルス / シグナル伝達 / トランスレーショナルリサーチ / HCV / ウイルスレセプター |
研究概要 |
ウイルス感染機構の解明、さらにウイルス感染予防のために、ウイルスレセプターの同定は極めて重要である。それ故ウイルスレセプターの同定が精力的に行われている。しかしながらそのレセプターが同定されているウイルスは驚くほど数少ない。世界中で1億7000万人の感染者を抱えるC型肝炎ウイルス(HCV)のレセプターも未だに同定されていない。本研究では、イントラカインペプチドライブラリーシステムを開発し、このシステムによって、HCVレセプターを同定し、さらにウイルス感染阻害剤を作製することを目的とした。 イントラカインペプチドライブラリーを作成し、HCVシュードタイプウイルスをヒト肝細胞株であるHep3Bに感染させウイルス感染阻害ペプチドのスクリーニングを行った。このスクリーニングによって、HCVシュードタイプウイルスの感染を阻害するいくつかのイントラカインペプチドを得た。これらのイントラカインペプチドの性質の解析を行った。イントラカインペプチドによって標的分子が同定できれば、HCVの新規レセプターの発見に繋がる可能性があり、HCV感染機構の解明と、治療の開発に貢献できる。
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