研究課題/領域番号 |
19659121
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
中山 俊憲 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50237468)
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研究分担者 |
長谷川 明洋 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教 (80376376)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2007年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 喘息 / in vivoイメージング / アレルギー / CD69 / Th2 / 細胞イメージング / トランスレーショナルリサーチ |
研究概要 |
アレルギー性気道炎症はTh2細胞依存性であり、肺胞洗浄液や細気管支周囲の浸潤細胞にCD4T細胞は存在するが、数の上では浸潤細胞の数パーセント程度である。Th2細胞が、実際の肺の炎症の場でどのような機序で炎症誘導における重要な機能を果たしているのかに関しての研究報告はほとんど無い。特に、Th2細胞が浸潤するタイミング、他の炎症細胞の浸潤の様式、浸潤したTh2細胞の活性化状態などのダイナミックな細胞動態はほとんど明らかになっていない。好酸球などがT細胞の浸潤に続いて起こるのかどうか、などについても全くわかっていない。本研究では、アレルギー性喘息肺での浸潤リンパ球のリアルタイム可視化モニタリング実験系の開発を目指す 本年度は次の2点の研究を行った。1)生きた状態でのリアルタイムの細胞浸潤検出システムの開発を目指した研究。麻酔下にベンチレーターをつないだカニューレを気管に挿入し、右肺の気管支を結紮し、左肺だけの換気で呼吸管理を行う。右肺の血流は遮断しない。その状態で右肺の辺縁部分を顕微鏡OV100のステージ上にのせて解析する。心臓の動きに左右されないで良い画像をとるための機器の改良と工夫を行う。今回はアレルギー性喘息の発症モデルを使って、Th2細胞の浸潤、樹状細胞の抗原捕獲の動態を観察し、イメージング化した。予想通り、アレルゲンの吸入後、12時間から集積が始まり、18-20時間後にピークを迎えた。好酸球の浸潤はその後顕著になった。2)遺伝子操作マウスのT細胞を用いた実験。CD69ノックアウトマウスのCD4T細胞を用いた解析を連携研究者の長谷川、岩村が中心になって行った。浸潤の抑制が見られた。連携研究者:長谷川明洋(山口大学・大学院医学系研究科・講師)岩村千秋(千葉大学・大学院医学研究院・助教)
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