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ケモカイン受容体シグナル制御分子の包括的探索

研究課題

研究課題/領域番号 19659122
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 免疫学
研究機関東京大学

研究代表者

松島 綱治  東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50222427)

研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワードケモカイン / ケモカイン受容体 / 酵母ツーハイブリッドシステム / CCR2 / CCR1 / フロント / 免疫 / 白血球遊走
研究概要

我々が同定したケモカイン受容体CCR2会合分子フロントはCCR2の膜近傍C末端細胞内領域に結合し、CCR2シグナルを正に制御する分子である。フロントが結合する膜近傍C末端細胞内領域はCCR2以外の他のケモカイン受容体においてもシグナル誘導に必須であることから、この領域に結合するフロントファミリー分子が存在する可能性が高い。そこでケモカイン受容体CCR1の膜近傍C末端領域に結合する分子を酵母ツーハイブリッド法にて網羅的に探索した。スクリーニング系を改良するために、酵母株、cDNAライブラリーの選定を行った。改良したスクリーニング系を用いて、CCR1膜近傍C末端細胞内領域会合分子のスクリーニングを行った。その結果26の陽性クローンを得た。さらに酵母ツーハイブリッド法は非常に擬陽性率の高い遺伝子スクリーニング法であるため、別のケモカイン受容体CXCR4に対する結合を検証したところ、CXCR4には結合しないことを確認し、CCR1への結合が特異的なものであることを明らかにした。本研究により、当初の予想通り、CCR2以外のケモカイン受容体においてもCCR2フロント結合領域に相当する部位に結合する分子の存在が実証された。今後これらの分子の細胞遊走における機能を解析していく予定である。またCCR1はCCR2と同様、炎症免疫反応において免疫細胞の移動制御に重要な働きを担っている。CCR1に結合するこれらの分子のさらなる解析によって、炎症免疫応答の制御機構の解明に寄与するものと考えられる。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Chemokine-mediated rapid turnover of myeloid-derived suppressor cells in tumor-bearing mice.2008

    • 著者名/発表者名
      Sawanobori Y, et. al.
    • 雑誌名

      Blood (印刷中)掲載確定

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] CCR7 mediates the migration of Foxp3+ regulatory T cells to the paracortical areas of peripheral lymph nodes through high endothelial venules.2007

    • 著者名/発表者名
      Ueha S, et. al.
    • 雑誌名

      J Leukoc Biol. 82

      ページ: 1230-1238

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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