• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

トリクロロエチレンによる全身性皮膚-肝障害はHHV6の脱メチル化が原因である

研究課題

研究課題/領域番号 19659148
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 衛生学
研究機関名古屋大学

研究代表者

那須 民江  名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (10020794)

研究分担者 上島 通浩  名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (80281070)
山ノ下 理  中部大学, 生命健康科学部, 講師 (50424924)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2008年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードトリクロロエチレン / HHV6 / メチル化 / IEI遺伝子プロモーター / IE1遺伝子R3領域 / シトシン / ウラシル / 再活性化
研究概要

本研究ではヒトヘルペスウイルス6型(HHV6)がトリクロロエチレンによる全身性の皮膚-肝障害患者においてしばしば再活性化することに着目して、本ウイルスの再活性化はウイルスゲノムの脱メチル化により起こるという仮説を立てた。ウイルスゲノムのメチル化の割合は再活性化に伴い最も早く発現すると考えられているIE1遺伝子のプロモーター領域及び、その上流の反復配列(R3領域)について調べた。患者の血液からウイルスゲノムを抽出し、DNA中のシトシンをウラシルに変換する反応を行った後、IE1とR3領域のみ増幅するプライマーを用いPCRを行い、その産物をsub-cloning後、シークエンスを行いメチル化の割合を確かめた。予備実験において、健常人(ウイルスのメチル化が想定される)及び培養したウイルス(脱メチル化が想定される)をサンプルとして測定の条件検討を行い、その後今回の測定目的であるトリクロロエチレンによる全身性の皮膚-肝障害患者40名のサンプルで測定を行った。IE1,R3両領域でbisulite処理後のPCR産物が得られるが、sub-cloning後sequenceすると、全てが別の遺伝子を増幅していることがわかった。bisulite処理をしているため、増幅しているものが何由来であるか判別不能であった。再度、某研究者より供与されたHHV6の潜在化、再活性化のモデルとなる3サンプルについてTaq、及びannealing温度の検討、nested PCR,touchdown PCR等を試みた。しかし、DNA中のシトシンをウラシルに変換する反応を行った後、IE1とR3領域のみ増幅するプライマーを用いPCR産物までは確認できるが、sub-cloning後sequenceしても目的のウイルスの塩基配列を検出できなかった。原因は最後まで判明しなかった。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi